東急電鉄が4月26日に開業した高層複合施設「渋谷ヒカリエ」(渋谷区渋谷2)の来館者数が、開業141日目となる9月13日に1000万人を突破した。
7月18日にミュージカル劇場「東急シアターオーブ」が開業したほか、8月は遠方からの旅行客でにぎわいを見せ、東急百貨店が運営する商業施設「ShinQs」、6・7・11階の飲食店、8階のクリエーティブスペース「8/」共に、売り上げ・来場者数共に堅調に推移しているという。
ShinQsは、開業以来の売り上げ予算比が120%で、ターゲットである「働く女性」など、夕方以降の来館者がさらに増加している模様。
6・7・11階の飲食店はフロア全体で終日多くの利用があり、各店共好調に推移している。昼はランチに加えてカフェ利用、夜は平日を中心にビジネス層の利用のほか、東急シアターオーブ開業後には劇場鑑賞前後の利用も多くなっている。
8階のクリエーティブスペース「8/」では、フロア中央のコートや各区画のギャラリーで随時イベントを開いているほか、ギャラリーと「d47 MUSEUM」併設ショップとの買い回りや、「d47食堂」に連日行列ができるなど、フロア全体の回遊性向上により売り上げを伸ばしている。
同社では、渋谷ヒカリエ年間来館者数1400万人、ShinQs初年度売り上げ180億円を目標に据えている。