インフォバーン(渋谷区道玄坂1)とグループ会社のメディアジーン(南平台町)は8月4日、カフェグローブ・ドット・コムの事業を譲り受けたと発表した。
両社は8月31日、カフェグローブ・ドット・コムの破産管財人・飯塚卓也弁護士との間で、ウェブソリューション事業をインフォバーンが、メディア事業をメディアジーンが譲り受けることに関して事業譲渡契約を締結し、9月4日に譲渡が完了した。
女性向け情報サイトの草分けである「cafeglobe.com」を運営するカフェグローブ・ドット・コムは東京地裁に準自己破産を申請し、8月10日付けで同地裁から破産手続き開始の決定を受けていた。
インフォバーンは、カフェグローブのウェブソリューション事業を譲り受けることで、「従来得意としてきた女性向けオウンドメディア運営などのノウハウとスタッフをより一層強化し、女性をターゲットとしたマーケティング領域で多様なウェブソリューションを提供していく」という。
現在、「ギズモード」「マイロハス」など7つのターゲット・メディアを運営しているメディアジーンは、カフェグローブのメディア事業(「カフェグローブ・ドット・コム」)を譲り受けることで、「20代、30代、40代以上と、幅広い女性ユーザーをカバーできるラインナップが整う」としている。
インフォバーンとメディアジーンは、カフェグローブから譲り受けた両事業に、これまで両社が培ってきたノウハウを投入するほか、両事業を有機的・複合的に展開することで両事業の早期の黒字化を目指す。