大丸・松坂屋を運営するJフロントリテイリング(中央区)は8月20日、東証1部上場のパルコ(本部=渋谷区神泉町)に対する株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。
Jフロントリテイリングは7月9日から8月20日まで、1株1,100円でTOBを実施。買い付け予定数3852万2600株を上回る4550万6332株の応募があり、うち3852万2614株を買い付けた。この結果、Jフロントリテイリングがすでに保有する27%と合わせて議決権ベースで65.00%を確保した。取得金額は423億7,400万円。
パルコの大株主のうち、18.72%を保有する日本政策投資銀行はTOBに応じたが、10.03%を保有するイオンは応じなかった。
TOBの成立を受け、Jフロントリテイリングは今月27日、パルコを連結子会社化する。パルコの東証1部上場は維持する予定。