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渋谷ロフト、今秋8年ぶりの全面改装へ-パリ発アート雑貨店も新規導入

正面玄関のイメージ。写真左奥に位置するムービングロゴは25年ぶりに刷新する

正面玄関のイメージ。写真左奥に位置するムービングロゴは25年ぶりに刷新する

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 渋谷ロフト(渋谷区宇田川町、TEL 03-3462-3807)が9月上旬、8年ぶりに全面リニューアルする。

フロア内の什器は曲線を多用した什器に変更する

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 6月末現在、FC店を含め76店舗を展開するロフト(同)が1987(昭和62)年に開業し基幹店として営業している同店。渋谷ヒカリエ(渋谷2)開業をはじめ、商圏間の「競争も一層激しさを増してきている」中、「原点を見つめ直す」とともに、「渋谷のトレンドリーダーとして、大人になったかつての“渋谷ファン”を再び街に呼び戻すべく」、8年ぶりの全面リニューアルに踏み込む。

 「高感度な大人の女性」をメーンターゲットに据える同店。リニューアルでは、「意匠=アート&デザイン」にこだわった商品編集を行い、「欲しいもの+α」を提案するほか、隣接する西武渋谷店の客の誘導を図ることで、新規客の開拓を目指す。

 同店は地下1階~6階の計7フロアで、店舗面積は1655坪。正面玄関脇のムービングロゴ(機械仕掛けの文字)を25年ぶりに刷新するほか、正面エントランスにはフリーのWi-Fiスポットを設ける予定。フロア内の什器はラックから曲線を多用した什器に変更するほか、フロア単位で什器の色や照明の色合いを変化させる。併せて社員のユニホームも、バスクシャツをモチーフにしたユニホームに変更する。

 地下1階文具フロアでも商品構成の見直しを行い、質・デザイン・産地といった切り口でバリエーションを拡充。1階は米ニューヨークのクリエーター集団「A/M」のショップを導入するとともに、デザイン雑貨を中心としたギフト・プレゼントに対応する商品、カードやラッピング用品などを集積するフロアへ変更。国内各地の土産に適したグッズを集めた「ジャパンスーベニールショップ」も初展開する。

 「オーガニック&ナチュラル」をキーワードに原料や素材にこだわったスキンケア、ヘアケア、ボディーケア商品を集積する2階は、20~30代の女性をターゲットに「美と健康のライフスタイル」を提案。同階に出店するライブラリーカフェ「渋谷シティラウンジ」は引き続き営業する。

 3階家庭用品フロアは、従来の「機能」「用途」別編集ではなく「提案編集型売り場」に切り替え、30~40代の女性顧客のニーズに応える品ぞろえを行う。新たに「食」をテーマにした売り場を設け、商材の取り扱いを本格的に始めるほか、「ナチュラル」をテーマにした売り場では天然素材や化学薬品を使っていないクリーン用品を扱う。

 インテリア関連の売り場は従来の2フロアから1フロアに凝縮し4階で展開。「機能」「アイテム」別の品ぞろえから、「テイスト」「テーマ」別の売り場編集に変更。フロア中央には、「シーズン×エリア」でくくった商品の企画スペースを用意し、季節ごとにテーマに沿ったリビング雑貨を紹介する。5階バラエティー雑貨フロアには、サイクルショップを新たに展開。「健康×気軽=サイクルジョギング」をテーマに、女性目線のカジュアルウエアやサイクルパーツに重点を置いた商品を集積。

 6階には、国外初出店となるパリのアート雑貨ショップ「アルテウム」が出店するほか、ロフトのバイヤーがセレクトしたデザイン雑貨を集めた「INTERAD/international designショップ」、国内外問わず常時18人の若手クリエーターの紹介・作品販売を行う「INTERAD/Flying ARTAPARTMENT」、ギャラリースペース「INTERAD/LOFT FORUM」で構成。同所では、リニューアルオープン記念として「パリ・コレクションからのインビテーションカード展~1枚のカードからはじまる物語~」を実施予定。

 営業時間は10時~21時。リニューアル後の初年度売り上げ目標は前年比105%。

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