恵比寿駅東口エリアに6月28日、「らーめん香月 恵比寿本店」(渋谷区恵比寿4、TEL 03-6450-3620)がオープンする。経営はマーキームーン(恵比寿1)。
タクシー運転手をしていた穴見勝喜さんが1975(昭和50)年に青山で屋台として開業。2年後の1977(昭和52)年、並木橋に店舗を構え、1987(昭和62)年に恵比寿駅西口エリアに移転し営業していたが、今年2月末に閉店するとともに三軒茶屋店(世田谷区)をオープン。かねてより恵比寿への再出店は決めていたが、予定していた4月末より2カ月ほど遅れてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約30坪。席数は47席を用意。ファサードには新たに作った白をベースにしたのれんを掲出。店舗は白や黒を基調にテーブルなどに木目を取り入れ落ち着いた雰囲気に仕上げた。旧恵比寿本店はカウンターのみだったが、小さい子ども連れの来店客などを考慮し、ボックス席を設けるなど「ゆっくりしていただける店づくり」を心掛けたという。
背油を浮かせた「背脂チャッチャ系」ながらも「さっぱりとした」スープが特徴の同店。ラーメンは「元祖!しょうゆらーめん」、背油を入れていない「塩らーめん」(以上800円)、「みそらーめん」(850円)などをラインアップ。麺は細麺と太麺の2種類から選べるほか、「大盛り(追加100円)・少なめ」「麺硬め・普通・柔らかめ」「油多め・普通・少なめ」「味濃いめ・普通・少なめ」など好みで調整できる。
トッピングはチャーシュー(300円)、ネギ・モヤシ・メンマ・味卵・バター(各100円)などを、サイドメニューはギョーザ(6個=350円、3個=200円)、「自家製たべるショウガごはん」(200円)などをそろえる。店では新たに、焼酎やワイン、カクテル、ハイボール、モヒートなどアルコールメニューを増やしたほか、塩キャベツやキムチ、白髪ネギチャーシュー、鶏ささ身の白あえ、割り干し大根きんぴらなどのつまみ類を提供する。想定客単価は1,000円。
オープンに向け工事をしている時から、通行人に「また恵比寿で営業するの」と声を掛けられるなど反応は上々。秋山家里(いえさと)店長は「(旧恵比寿店が閉店する際は)あまり言っていなくて、ある日突然いなくなってしまった感じでご迷惑をおかけした。それをまずおわびしたい」とし、「また恵比寿で頑張らせていただくので、よろしくお願いします」とも。
「老若男女問わず幅広い世代の方に楽しんでもらえる時間を提供するため、一歩上を行くサービスを心掛け、ニーズにいかに応えていけるかを追求していきたい」
営業時間は11時~翌6時。日曜定休(8月下旬から無休を予定)。