西武渋谷店(渋谷区宇田川町)で6月19日、現代アーティスト・スプツニ子!さんプロデュースによるロンドンアート特集「スプツニ子!ラブズ・ロンドン」が始まる。
1985(昭和60)年東京都生まれ、東京・ロンドン在住のスプツニ子!さん。両親は共に数学者で、母親はイギリス人、父親は日本人。インペリアル・カレッジ・ロンドンの数学科と情報工学科を20歳で卒業後、フリープログラマーとして活動。その後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学院Design Interactions 科修士課程を修了。在学中より、「テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会」を反映させた作品を中心に制作している。
同展では、写真&パフォーマンスの作品を制作するアーティストのリータ・イコネンさん、「ハイテクノロジー」とニットやクロシェ、刺しゅうなどの技術をミックスしたテキスタイル・ファッションを提案しているエマ・ルンドグレンさん、フォトグラファーのレイ・ロイヤルさんなど、ロンドンで活動する若手アーティスト、ファッションデザイナー、フォトグラファー5人の作品を館内各所に展示する。
作品は、地球温暖化によるフィンランドの異常気象をきっかけに制作された作品で、雪の結晶の着ぐるみを着たリータさんが寝そべっている「スノー・フレーク」(リータ・イコネンさん、2007年、A館1階エレベーター上壁面)、チェア内に搭載されたアンプが打ち上げ時の振動を再現するほか、ヘッドホンで音を聞くことができるようにすることでスペースシャトル「ソユーズ」の打ち上げ体験ができる「ソユーズ・チェア」(ネリー・ベン・ハユンさん、2009年、A館4階MCスペース)、自転車に取り付けるアイテムで「バイカーたちの欲求を」ファッションで表現した作品「Fixed Fashion」(エマ・ルンドグレンさん、2010年、B館1階VP)、自身の振られた経験や片思いの恋愛をパロディー化した写真作品「Crazy In Love」(レイ・ロイヤルさん、2012年、B館1階柱巻き)など計11点。
営業時間は10時~21時(日曜・祝日は10時~20時)。7月2日まで。