外苑前に6月4日、日本料理レストラン「リビエラ青山JAPAESE」(港区南青山3、TEL 03-6894-0021)がオープンした。経営はリビエラ東京(豊島区)。
同店は、これまでイタリアンレストラン「リビエラ青山ITALINO」で使っていた一角をリニューアル。2年ほど前からオープン準備を進め、「料亭白雲閣」として創業した同社が培ってきた日本料理と、ギリシャ公邸の料理人を務めた同店料理長の伊藤康裕さんが学んだ欧米のニュアンスを取り入れた「新しい日本料理」を提案。2010年から同店のビル屋上で菜園を始め、菜園で採れた野菜類も料理に使う。
店舗面積は252平方メートル。席数は16テーブル、52席を用意。オープンキッチンになっているほか、インテリアデザイナー橋本夕紀夫さんが手掛けた店内は、天井や床の波のようなラインが「人と人とをつなげる」というデザインコンセプトを表現している。
屋上菜園の面積は103平方メートル。現在、アイスプラントやカブ「あやめ雪」、ジャガイモ「シャドークイーン」「レッドムーン」、グラパラリーフなど20種ほどを栽培。同店スタッフが水やりから手入れ、収穫までを行っている。
ランチには、菜園で収穫した野菜を使った天ぷらとご飯またはそばなどが付く「菜園天」(1,575円)、グリル野菜などが付く「炭火焼サーロインプレート」(2,100円)などを提供。ディナーでは、その日に菜園で収穫した野菜を使う「菜園野菜のいろいろ天ぷら」(2,100円)や、「黒魚の塩麹を使った西京みそ焼き」(2,500円)、和牛をわらでいぶして香り付けし、コンソメのだしとウニを乗せた「牛肉フィレ肉わら薫香低温ロースト」(4,500円)などをそろえる。
来店客自身が菜園で野菜を収穫することができる「菜園収穫体験メニュー」(野菜料理3品・魚や料理などが付くランチ=3,500円、メーンディッシュ・デザートなどが付くディナー=6,300円、いずれも10食限定、予約制)など、オープン記念メニューも用意する。
「自宅にお迎えするときと同じような気持ちで接客する、『究極のおもてなし』をモットーにしている。その気持ちをスタッフ全員で体現したいと考えている。レストランを利用して、お客さまから『元気になった』と言われるのが目標」と同店マネジャーの仁神大地さん。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=18時~20時30分。