渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階・クリエーティブフロア「8/(はち)」の一角に6月4日、「川本喜八郎人形ギャラリー」がオープンした。施設面積は約160平方メートルで、渋谷区企画部文化振興課が管理・運営する
国際的な人形美術家・川本喜八郎は1925(大正14)年渋谷区千駄ヶ谷生まれ。東宝映画撮影所美術部勤務後、1963(昭和38)年にチェコ・プラハに留学し、人形アニメの巨匠イジィ・トルンカに師事。その後、1982(昭和57)年にNHK「人形劇 三国志」、1993年にNHK「人形歴史スペクタクル 平家物語」の人形美術を、それぞれ担当したことでも知られる。川本喜八郎が制作を手掛けた人形の総数は、三国志=約300体、平家物語=約400体を超えたという。2010年に亡くなった。
同ギャラリーでは、三国志=「諸葛亮孔明」を含む18体、平家物語=「平清盛」を含む14体の計32体を展示。今後、随時展示替えを行っていくという。
開館時間は11時~19時。入場無料。