渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)の商業施設「ShinQs(シンクス)」5階に「THE CONRAN SHOP KITCHEN(ザ・コンランショップ キッチン)」(TEL 03-6434-1643)がオープンして間もなく1カ月を迎える。経営はザ・コンランショップのライセンスホルダーであるLmD(新宿区)。
英国人デザイナーのテレンス・コンランさんが世界中から厳選した輸入家具や生活雑貨を取り扱うホームファニングショップ「ザ・コンランショップ」。同ショップ世界初のシングルコンセプトショップとして、「キッチン」カテゴリーにフォーカスしたのが「ザ・コンランショップ キッチン」。コンランさん自身、レストランを出店しているなど食に造形が深く、「キッチンやダイニングが住まいの核となる」と考えていることなどから、キッチンカテゴリーをフィーチャーした。
同施設が20~40代の「働く女性」をターゲットしている中、同店の来店客の中心年齢層は30~50代とやや高めだが、8割が女性客だという。ゴールデンウイークを含め5月は10日間で予算対約140%で推移するなど、好調な滑り出しを見せている。
店舗面積は385平方メートル。店内は白を基調にしたほか、コンランさんのキッチンを模した厨房設備「キッチンラボ」を設置。同所では、店内で販売する商品の試食会やキッチングッズのデモストレーション、ワークショップなどを展開していく。
同店では、キッチンツール・食品・家具・照明・食器・キッチンの掃除用品をラインアップ。商品は、スペインのフードブランドPANCRACIOのチョコレートや紅茶、イタリアの老舗種苗メーカーFRANCHI社の種子を使った野菜の栽培キット、コンランさんがデザインしたムク材のダイニングテーブル(63万円)ほか。
同社ザ・コンランショップ事業部プレスアシスタントの中谷みなみさんは「世代を問わず使っていただけるので、コンランが語る食を通じたコミュニケーションの楽しさを感じていただければ」と話す。
営業時間は10時~21時。初年度売り上げ目標は2億円。