ワタリウム美術館(渋谷区神宮前3)のミュージアムショップ「オン・サンデーズ」(TEL 03-3470-1424)で現在、廃材を使った家具を展示・販売する「フネ→カグ」が開催されている。
テーブルや椅子・照明などを廃材を使った家具に変更しているカフェ
かつてインド洋を行き来していたカヌーの廃材や150年以上にわたって線路の枕木として使われていたアイアンウッド、ジャワ島の民家に使われていたチーク材などから作った、テーブルや椅子、デスク、フレームなどの家具を紹介する同企画。商品は、廃材を使った手作り家具、インテリア・雑貨のネットショップ「gleam(グリーム)」のもの。
商品は、カヌーや漁船の部材として使われていた頑丈な木材で作られたベンチで、幾度も塗り直されたペンキの跡や海水と太陽にさらされて刻まれた模様が特徴の「ロングボードベンチKANO」(3万2,000円)、ジャワ島の古民家に使われていたチーク材で作られたテーブルで、表面の塗装を落として本来の木目が現れるように加工した「ダイニングテーブル150 OLDIE」(既成サイズ=6万8,000円、サイズオーダー・フルオーダー可能)、カリマンタン島に敷設されていた線路の枕木から製作したハイスツールで、アイアンウッドという強度のある木材を使い、所々に開いた杭の穴や自然に生じたひび割れが特徴の「ハングオーバースツールSleeper」(2万2,000円)など。
同展に合わせ中、地下の「オン・サンデーズ・カフェ」には、テーブルや椅子、照明など全ての家具をグリームの家具に変更している。草野象店長は「廃材家具の質感を直接感じていただける機会なので、ぜひご覧いただきたい」とし、カフェスペースに関しては「展示とはまた違う、実際の使用感をイメージしていただける空間」と話す。
営業時間は11時~19時(水曜のみ21時まで)。8月31日まで。