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代官山に限定「マガジンライブラリー」-ZINEなどのプリントメディア紹介

場内では1000タイトル以上のプリントメディアを展示・販売する

場内では1000タイトル以上のプリントメディアを展示・販売する

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 代官山ヒルサイドフォーラム(渋谷区猿楽町)で5月3日、雑誌やZINE、アートブックなどプリントメディアを紹介する「マガジンライブラリー10」が始まった。

場内ではクリエーターらによるブースも展開

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 2009年、アートディレクター藤本やすしさん(CAP)と、ダヴィッド・グアリノさんが表参道ヒルズ(神宮前4)の3種年記念イベントとして企画したのが始まりで、以降はグアリノさん率いるマルチメディアエージェンシー a Zillion ideasが運営を手掛ける。各国で発行される雑誌やアートブック、ジン、インディー系出版物を紹介するイベントで、都内のほか、名古屋やロサンゼルス、ベルリンなどこれまでに9回開催され、延べ5万人以上が来場している。

 1000タイトル以上のプリントメディアを展示・販売。紙面を切り取りラッピングペーパーとしても使うことができるイギリスの雑誌「WRAP」(2,000円)やグラフィックデザイナーVincenzo Lanzielloさんが手掛けるジン「RAW」(1,200円)、香港発の英語と中国の2カ国語表記による写真師「KLACK Photography & Cultuture Magazine」など。毎回、リピーターが多いことから「毎日来ても楽しめるように」と、扱う雑誌は毎日入れ替えるという。

 今回新たな試みとして、場内ではクリエーターらによるブースも展開。大竹雅俊さんと大竹雄亮さんの兄弟デザインユニット「PORT」=活版印刷による140字のメモ帳「MEMO-GEN」(80枚600円)ほか、芸術・建築関連書や写真集などを刊行する青幻舎(京都市中京区)=古賀絵里子さんが浅草の老夫婦を追った写真集「浅草善哉」、6月上旬発売予定の林ナツミさんの写真集「本日の浮遊」(先行予約受け付け)ほか。そのほか、アート、音楽、スケート、BMXなどストリートカルチャーをミックスしたフリーマガジン「HIDDEN CHAMPION」、ギャラリー&セレクトショップ「galeria de muerte」(台東区)、アーティストNaomi Kazamaさんら計28組が出展する。

 6日までは出版物の展示紹介のみをフィーチャーし、7日からはクリエーターたちが自身の好きな雑誌を紹介する「ペチャクチャセッション」、雑誌「TOO MUCH, the magazine of romantic geography」最新号発売記念イベントなどの企画も展開予定。

 「隣には『蔦屋書店』があるが、同店では見られないものもたくさんあり、それがここ(マガジンライブラリー10)で見ることができる」と話す。期間中、「代官山 蔦屋書店」では、マガジンタワーの展示など同イベントと連動した企画を行う。

 開催時間は11時~19時。入場無料。今月13日まで。

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