渋谷・Bunkamura「ル・シネマ」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-9264)で4月21日から、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 in シアター」がレイトショー公開される。
「モナ・リザ」「最後の晩餐」などの名画を残したレオナルド・ダ・ビンチ(1452-1519)。同作は、昨年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」で開かれた展覧会「Painter at the Court of Milan」を映像化したもの。
同館とルーブル美術館に所蔵される2枚の「岩窟の聖母」が初めてそろって展示されたほか、世界初の一般公開となった「救世主キリスト」(16世紀、個人蔵)など、現存する作品は十数点しかないといわれているダ・ビンチの絵画の中から9点が集められた展覧会の模様や、額縁を外した「岩窟の聖母」などの舞台裏、専門家たちによる解説を盛り込んだ。
同館地下1階ザ・ミュージアムでは現在、「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展を開催中。同展では、「美の系譜」に焦点を当て、国内初公開となる「モナ・リザ」と同時期に描かれたとされる円熟期の「ほつれ髪の女」(1506-1508ごろ、パルマ国立美術館蔵)など、ダ・ビンチの作品をはじめ、弟子との共作、弟子や「レオナルド派」と呼ばれる画家たちの作品・資料など約80点を紹介している。6月10日まで。
上映は連日21時~。鑑賞料は1,200円ほか。