代々木公園を中心に4月21日・22日、環境イベント「アースデイ東京2012」が開催される。

「アースデイ東京2011」のステージの様子

　1970年にアメリカ西海岸でスタートした「アースデイ」は、地球温暖化などの環境問題に対する関心を呼び掛ける環境イベントで、現在175カ国で開かれている。日本では1990年に代々木公園を中心に大規模なイベントを初開催。アースデイ東京としては2001年から実施している。今年のコンセプトは「another world is possible, 新しい未来は自分たちの手で」。

　「アースデイキッチン」には、国産小麦・天然酵母などを使った手作りパン店「ルヴァン」（富ヶ谷2）、製菓・カフェなどの専門学校ビジョナリーアーツ（桜丘町）の学生による「森のガクショク」、音楽プロデューサー小林武史さんが社長を務めるKURKKU運営の「KURKKU BURGER」（神宮前2）など22店が出店。「フォレストキッチン」では、「キノコとシカ肉のキーマカレー」（700円）や「無添加粗びききソーセージ」（300円）、「シカ肉のミニステーキ」（500円）など、C.Wニコルさん監修によるシカ肉を使ったメニューを提供する。

　両日、蜜ろうを使ったキャンドル作り、木のホイッスル作り、ペットボトルとストローと水を使った温度計作り、間伐材を使った小物作り、ラップの芯とビー玉を使った万華鏡作りなどのワークショップも開かれるほか、紙芝居、犬の散歩、クイズなど子ども向けのブースも多く出展。

　そのほか、アースデイ東京では東日本大震災後、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」を発足するなど支援活動を行っており、今回、会場に福島の子どもたちを招く保養ツアーも実施する。宮城県南三陸町を応援するため、宮城県にまつわる商品や南三陸産の素材を使った菓子販売など震災復興を支援するブースも展開。

　ステージでは歌手の加藤登紀子さんやEGO-WRAPPIN'、バンド「FRYING DUCHMAN」などによるライブ、ソーシャル・ネットワークを中心に集まったマイケル・ジャクソンのファンによる組織「アースデイwithマイケル」のパフォーマンス、トークイベントなどを行う。

　タワーレコード渋谷店（神南1）では両日、昨年夏に各フェス会場で回収したペットボトルをリサイクルしたショッピングバッグを使うほか、グリーン電力を導入するなど、渋谷周辺で関連企画を予定する。

　開催時間は、21日＝10時～19時30分（出展ブースは18時まで）、22日＝10時～18時30分（同17時まで）。入場無料。