南青山・みゆき通り沿いに3月9日、インテリア・デバイス「FRAMED」のショールーム「FRAMED SPACE」(港区南青山5、TEL 03-3400-0490)がオープンした。運営はtha(同)。
ウェブサービス・ソフトウエアの開発、映像・空間インスタレーションのディレクションなどを手掛けるデザイナー・エンジニア集団の同社が「新しい額縁」というコンセプトで開発した「FRAMED」は、絵画やオブジェを飾るのと同様の感覚で、デジタルアートで空間を彩ることができるインテリア・デバイス。
55インチ縦型LEDディスプレーとハイスペックPCを一つにしたほか、ウェブカメラ、マイク、Wi-Fiモジュールを内蔵。サイズは縦1270ミリ、横741ミリ、幅36ミリ。オプションのパーツでで壁面に取り付けたり、自立させることができる。
商品に内蔵された専用のオンライン・アートギャラリー・サービス「FRAMED GALLERY」を通じて作家のアートワークを購入・コレクションができるほか、その場で再生・鑑賞することができる。操作するリモコンにはiPhone・iPadアプリ「FRAMED Remote Controller」を使う。音量や明るさなどの設定や作品購入・インストール、「再生スケジュール」の設定などが可能。
現在、同社社長でインターフェースデザイナーの中村勇吾さんらの作品を販売しているほか、セレクトした作家のデジタルアート作品を随時配信していく。将来的には、作家登録を一般開放し、誰でも自由に作品を発表・販売できるようにするという。
ショールームの面積は57.9平方メートル。店内には「FRAMED」6台を設置。「FRAMED GALLERY」で販売している作品を展示している。「製品そのものもそうだが、空間の中でのたたずまいもご覧いただければ」と中村さん。
本体価格は126万円。開館時間は12時~19時。土曜・日曜・祝日定休。