国土交通省が3月22日に発表した2012年1月1日時点の公示地価によると、渋谷区内全域の住宅地の平均変動率はマイナス1.5%(昨年はマイナス1.6%)、商業地はマイナス3.4%(昨年はマイナス6.1%)と下落した。住宅地は東京区部の変動率と同じだったが、商業地の下落幅は区部のマイナス2.1%を上回った。
住宅地の上位5地点は以下の通り(カッコ内は1平方メートル当たりの公示価格。昨年1月1日の価格→今年1月1日の価格)。(1)恵比寿西2-20-7(152万円→152万円)、(2)神宮前4-18-7(150万円→146万円)、(3)松濤1-13-7(144万円→140万円)、(4)南平台町19-18(129万円→126万円)、(5)渋谷4-2-23(121万円→119万円)。
商業地の上位5地点は以下の通り。(1)宇田川町23-3(=渋谷第一勧銀共同ビル付近、1,500万円→1,450万円)、(2)道玄坂2-6-17(=TOHOシネマズ渋谷前、1,190万円→1,120万円)、(3)神宮前5-2-2(=表参道、930万円→910万円)、(4)神宮前1-13-11(=表参道、920万円→900万円)、(5)宇田川町25-5(渋谷センター街バスケットボールストリート、895万円→841万円)。
同省では、2011年の1年間の地価について、「リーマンショック後における4年連続の下落となったが、下落率は縮小傾向を示した」としている。