渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート3・6階に3月24日、ラージサイズ専門ショップ「smiLeLand(スマイルランド)」の旗艦店「スマイルランド渋谷店」(TEL 03-6416-3666)がオープンする。経営はニッセン(京都市南区)。
2003年、通販カタログからスタートした同ブランド。2009年に利用客からの要望もあり、データ上で「売れる地域=東北」と「売れない地域=関西」だった兵庫・尼崎、宮城・仙台に実店舗をオープン。昨年神奈川・川崎にも店を構え関東に進出し、「ファッションの街から発信したい」と出店した渋谷店は旗艦店と位置付ける。
ワンフロアを使う同店の店舗面積は140坪。サーカスをイメージした店舗はカラフルな色を使い仕上げる。同店では、通路を広めにする、膝より下に商品を置かない、フィッティングルームは通常の3倍の広さにし、スポットエアコン、パンツ・スカートをはく際に腰掛けられるよう椅子を置くなど工夫を凝らす。
展開商品のスタイル数は8000点(色・サイズ違い合わせると2万点)。当て布をすることで股ずれを起こしにくいようにしたジーンズや、下着の「チラ見え」防止のため、ボタンを外側と内側交互に付けたシャツ、通常3面体で作られるジャケットを、脇の下にマチを入れて5面体にすることで「シルエットをきれいに見せる」ようにするなど、「悩みを解決する」作りにしている。サイズはL~10L、ウエスト73センチ~154センチ、15号~38号。中心価格帯は、インナー、Tシャツ、ワンピース、シューズなど=3,000円~4,000円、コート=1万円前後ほか。
店舗限定で「フランシュリッペ」「1%」「アビィ」「ナン-ハイツ」「エドウィン」「ローズティアラ」などのブランドとコラボしたアイテムも販売。価格は平均1万円前後~4万円前後。新たな試みとして、ベッドやチェストなどラージサイズ向けのインテリアを扱うほか、通販で展開している子ども服、ティーンズ服、メンズのラージサイズ通販「メガスクエア」、トールサイズの通販「スラットジール」も扱う。
既存利用客は高校生などの10代から50・60代の年配客まで幅広いという。同社広報企画チームマネジャーの浪花勝史さんは「ぽっちゃりの方をはじめ、サイズに悩みのある方に接していただき、おしゃれを楽しんでいただきたい」と話す。「店で働くスタッフもぽっちゃりが基本。(旗艦店として)全国に情報を発信していき、ぽっちゃりさんのコミュニティーを作っていきたい」とも。
営業時間は10時~21時。