岩手・宮城・福島の地方新聞4社が合同で、被災地の「あの日」と「今」を特集した別刷りを合同で製作し、東日本大震災から1年となった3月11日、渋谷など東京・大阪の繁華街で街頭配布を行った。
4社は岩手日報(岩手県)、河北新報(宮城県)、福島民報、福島民友(以上、福島県)。別刷りは8ページ4色パノラマ。震災翌日の各紙の朝刊1面を掲載するほか、3 県の「今」を県別に紹介。
内容は、「特産貝に復活懸ける」と題し、地元漁業者再始動の様子などを伝える岩手県版、「全国の人に見てほしい」と南三陸で活躍する語り部ツアーなどを紹介する宮城県版、風評被害に立ち向かう若手農業家たちの挑戦などを伝える福島県版で構成する。
「東日本大震災の事実をあらためて心に刻みつつ、未来に向けて歩む姿を伝えることで、震災から学ぶきっかけに、本紙がなれば」と4社。全国の地方新聞社の協力で200万部を配布する。渋谷ではJR渋谷駅西口と渋谷マークシティで配布。スタッフが道行く多くの通行人に手渡した。