渋谷・桜丘町に2月2日、輸入壁紙専門店「WALPA(ワルパ)」(渋谷区桜丘町、TEL 03-6416-3410)がオープンした。経営はフィル(大阪市西区)。
2000年からリフォーム材料を扱う通販サイト「壁紙屋本舗」を運営している同社が、昨年12月に通販サイトをオープンした「ワルパ」。ネット上のみでは壁紙の質感や色が伝わらないと、当初よりリアル店舗の出店も視野に入れていた。
リフォーム可能な賃貸物件だったことやカメラマン、デザイン事務所などクリエーターが多く入居していることなどから、同所への出店を決めた。店舗面積は33平方メートル。店内の壁面をはじめ、エントランス、天井、什器、テーブル、椅子、トイレに至るまで、商品である壁紙を貼ってリフォームしている。
フランスやオランダ、スペインなどのヨーロッパを中心に、アメリカなど50以上のメーカー・ブランドの壁紙を扱う同店。オランダのデザイナー、ピート・ヘイン・イークさんがデザインした廃材から作った家具モチーフにした「SCRAPWOOD WALLPAPER」、本棚柄やトイレットペーパー柄などフェイク柄が中心の仏「Koziel」、さまざまなデザインの靴をプリントした柄、フレームをプリントした柄など女性に人気が高いスウェーデンの「Studio Lisa Bengtsson」、デザイナーやイラストレーターとコラボしているオーストラリアのブランドで、カスタムオーダー可能な「Wallpaper Republic」などのほか、ベルギーやオランダ、西ドイツ、フランスなどで1950年~70年代に使われていたビンテージの壁紙、ハンドメード商品もそろえる。
中心価格は1ロール(基本幅約53センチ、長さ10メートル)1万円前後で、6,000円台、2万円台などそろえる。家具などのリメーク用に1メートル単位での販売(500円台~)も行う。壁紙は生のり付きで販売し、購入客が自分で(または業者に依頼して)貼る。
利用客は35歳前後の女性、40代の男性が中心。同社濱本廣一社長は「賃貸物件でも壁紙を張り替えられることを知らない方が多い。リフォーム可能な賃貸物件も増えてきており、壁紙の需要が増えると考えている。まずは見て、知っていただかないと始まらない」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~19時30分(日曜・祝日は18時まで)。水曜定休。