IT関連・デジタルコンテンツの人材育成スクール「デジタルハリウッド渋谷校」(渋谷区道玄坂2、TEL 0120-328-810)が1月10日、リニューアルオープンした。
1999年12月に「bitvalley shibuya デジハリ(現渋谷校)」オープンし、「文化創造型スクール」をコンセプトにコースを展開。同校では、週末・平日夜間に通学できる短期コース(1カ月~6カ月)を設置するほか、産学共同でのスカラシップ制度付きの講座、卒業生コミュニティー「アサカツヨルカツ」運営などの取り組みを行っている。
今回、ビデオ授業と個別トレーニングを組み合わせた独自の「パーソナルプログラム」を中心とした教育手法を全国展開していくにあたり、学習環境の構築を目的に渋谷校をモデルケースとしてリニューアル。「『マイスペース』でありながら、『ツナガル』空間で自分らしく学べる」をコンセプトにした。
「カフェのような、居心地のいい空間で学ぶ」をテーマに内装を設計。壁一面には間接照明を取り付けたほか、各席にシャンデリアを設置。木のハイカウンターに紫のハイチェア、緑と白の椅子を用意するソファ席など、さまざまなタイプの席を用意。「お気に入りの空間」を見つけられるようにしながらも、対面での視線が気にならないように機材や家具を配置することで「周りに人がいても気にならないレイアウト」に配慮し「マイスペース」を実現した。
校内は、常設する大型スクリーンにタイムラインを投影し、講師らとソーシャルで「つながることができるように」するほか、「クリエーティブな」映像や書籍を置くエントランスホール、「最新の」スキルやデザインを学ぶライブ授業をはじめ、企業からの課題に対してウェブやアプリ制作を行うワークショップ型プログラムを行う「デザインルーム」(PC20台)、パーソナルプログラムを中心に、個別トレーニングを学ぶ「トレーニングルーム」(PC15台)などで構成。校内にはウェブデザイナー米倉明男さん、飛澤麻喜さん、中嶋拓也さんなど10人の専任講師・トレーナーのうち2~3人が常住し、質問などに応える。
コースは、開講以来3DCG分野、デザイン分野の授業も展開していたが、今回パーソナルプログラムを中心にしたため、ウェブ・アプリ分野のみに変更。東京本校は今まで通り全分野のコースを開講している。
同校マネジャー原田紀子さんは「『ツナガル(いつでも情報や仲間とつながる刺激的な空間)』では、受講生や講師がソーシャルメディアやリアルでつながることができるよう、トレーナーのホスピタリティにも配慮していく」と話す。「パーソナルプログラムで、自分のペースで学びながら、人とつながって学び合えることもできる。まさに今の時代に必要な学習環境」とも。