千駄ヶ谷の明治公園で4月29日、自転車で東京の街を走るチャリティーイベント「バイシクルライド2012イン東京」が開催されるにあたり1月20日、参加者募集が始まった。
休日の朝に東京の街を自転車で走ることで、東京の魅力や、自転車の魅力を体験することができる同イベント。2003年に初開催され、今年で10回目を迎える。ボランティアスタッフの協力により運営を行い、参加費の50%は難病の子どもたちの「夢をかなえる」ボランティア基金「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」に寄付する。
これまでプルデンシャルタワー(千代田区)で開催されていたが、今年は参加拡大を図り約3倍の広さがあるほか、緑が多い神宮外苑にあり周辺環境も良い明治公園に移した。会場にはニューモデルや自転車ナビの試乗などのブースも展開する。大会コースは同所をスタート・ゴール地点に、銀座・八丁堀・清登庭園・日本橋・皇居パレスサイクリングなどを回る約30キロ。途中、スカイツリーを眺めることもできる。当日は9時から10~15人の時差スタート。前後にブレーキが装着され、「安全に整備された」自転車であれば、電動アシスト自転車、ハンドサイクルなど車種を問わず参加可能。
参加者の50%以上は東京都在住者で、関東1都3県からの参加が9割を越えるという。バイシクルライド・イン東京実行委員会事務局プロデューサー田辺達介さんは「普段東京で仕事をしている人でも、休日の朝、車の少ない東京を自転車で走ると『これが同じ東京か』と驚くほどイメージが違う。東京は緑が多く、洗練された世界有数の都市の顔も持っている。そんな東京の魅力を再発見していただけるイベント」とし、「自転車は身近な場所を走っても楽しめる、スポーツギア。自転車を普段の生活に何気なく取り入れ、乗りこなしている、そんなスマートな生活者に参加していただきたい」と話す。
定員は1500人。参加費は、大人=5,000円、子ども(中学生以下)=1,000円。応募は3月10日まで。