トーキョーワンダーサイト(以下TWS)渋谷(渋谷区神南1、TEL 03-3463-0603)などで現在、「実験的な」公演を上演するサウンド・フェスティバル「TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL - SOUND, ART & PERFORMANCE Vol.6」が開催されている。
同施設では現在、国内外から公募した「実験的な」公演9企画と、昨年度の同フェスティバルで賞を受賞した6企画、トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス滞在アーティスト2組の作品を順次公演している。
作品は、昨年度の最優秀賞を受賞したデンマークの作曲家でサウンド・アーティストのラース・クンデさんの「コンポジションマシン第四番、ヴァンデレンドゥタック」(1月10日20時30分開演、1,500円)や、アナログな映像機材が生み出す信号やノイズの即興演奏でビデオの明滅にシンクロするビートやメロディーを作る、河合政之さんと浜崎亮太さんのパフォーマンス「ヴィデオ・フィードバック・ライブ・パフォーマンス」(12月22日20時開演、1,800円)、演出家・危口統之さんを中心とした演劇などを上演する集団「悪魔のしるし」の演劇「SAKURmA NO SONOhirushi」(1月6日~8日2,500円)、普段意識できていない音を発見するワークショップをサウンド・インスタレーション内で行う、吉濱翔さんの「盲目」(1月20日19時開演、1,500円)など。
最終日の2012年1月30日には、2006年から毎年開催されているシリーズ企画「現代日本の音楽家と出会う」の企画で、同フェス・ファイナルを飾るピアニスト・指揮者の中川賢一さんのオールナイトライブ「3.11から 祈り?『ジョン・ケージ/ソナタとインターリュード』」を開催。
当日は、今年生誕100年を迎えたジョン・ケージのプリペアド・ピアノのための楽曲「ソナタとインターリュード」(70分)の10回演奏や、作曲家でピアニストの一柳慧さん、ニューヨークを拠点に活動する荒川医さん&サージ・チェレプニンさん、ビジュアル・アート、サウンドアートを手掛けるmamoruさんらをゲストに招いた「ジャンル超えパフォーマンス」10本を行う予定。開催時間は30日13時~翌31日13時終演予定(日中は渋谷、夜間は青山)。入場料は、一般=2,000円、学生=1,600円。予約制。
トーキョーワンダーサイト渋谷の開館時間は11時~19時(入場は閉館30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は翌火曜)。12月24日~1月5日は休館。各公演の予約はホームページで受け付けている。