原宿のイベントスペース「VACANT（バカント）」（渋谷区神宮前3、TEL 03-6459-2962）で12月11日、「第7回原宿シネマ『エンターテインメント』を感じる映画たちvol.1」が開催される。

　同所を運営するNO IDEA（同）と映画配給を手掛けるスタイルジャム（神宮前3）が共同で開く映画の定期上映イベント。月1回、各分野で活躍する人を「一日館長」として招き、館長がセレクトした「人生に衝撃を与えた1本」を紹介していく。これまでに、キャンドルアーティストのCandle Juneさんやフードディレクターの野村友里さん、ライターの安全ちゃんなどを館長に迎えた。

　7回目となる今回、俳優の荒川良々さんを館長に迎え「エンターテインメントを感じる映画」を紹介。1974（昭和49）年佐賀県生まれの荒川さんは1988（昭和63）年より、劇団「大人計画」に参加。舞台やテレビ、映画などに多数出演している。

　荒川さんがセレクトした映画は、まだ無名だった25歳のスティーブン・スピルバーグ監督がTV用に製作した作品「激突！」（1971年）。「平凡な」セールスマン、デイヴィッド・マンが借金取り立てのため車でカルフォルニアへ向かう途中、ハイウエーで道を阻んだ大型トレーラータンクローリーに腹を立て強引に追い抜くが、その直後からその大型トレーラーはマンの命を「執拗に」付け狙うようになった。追うものと追われるものの戦いを描いた一作。

　当日、荒川さんは「お気に入りシーン」ベスト5を発表し、野村さんとのトークを繰り広げるほか、野村さんが作った「良々カレー」も振る舞う。荒川さんは「映画とカレーが好き。（映画を）見に行く前に小腹が空いていたらカレーを食べる率が高い」とコメントしている。

　開催時間は16時10分～18時15分（開場は15時30分）。入場料は、一般＝2,800円、学生・原宿割（原宿在住または勤務）＝2,500円（いずれも晩ご飯付き）。定員100人。現在イベントホームページで予約を受け付けている。