渋谷・キャットストリートに11月6日、スケートボードブランド「ELEMENT」の直営店「ELEMENT STORE原宿」（渋谷区神宮前5、TEL 03-6418-7107）が移転オープンした。経営はジーエスエム ジャパン（大阪市中央区）。

2フロア構成でセレクトブランドも展開する

　1992年、米プロライダーとして活動していたジョニー・シラレフさんが設立した同ブランド。スケートボードをはじめ、アパレル、シューズなどを展開している。同店は2003年に裏原宿エリアでオープンし営業してきた。今回、スケート場を備える「みやしたこうえん」がオープンしたこともあり、スケーターの「流れ」が移ってきていることなどから渋谷寄りに移転。

　店舗面積は1階・2階合わせて約45坪。海外の店舗と同じ世界観で仕上げた店内、木目を基調にナチュラルな雰囲気にし、海外の店舗でも使っている什器を配置するなどした。1階では同ブランドの「Skateboards」ライン、リサイクルコットンなどの素材を使う大人向けの新ライン「Emerald Collection」、レディスライン「Eden」のほか、スケートボードブランド「Plan B」、時計ブランド「NIXON」を、2階ではバッグを中心とした「DAKINE」、アイウエア「VONZIPPER」を、それぞれ展開する。

　エレメントの商品はストレッチ性がある「フレックス」素材を使い、耐久性に優れている「UNION PANTS」（7,980円）やスケートボードのデッキ（7,000円台～）など。中心価格帯は、スケートラインはTシャツ＝4,000円～4,500円、パーカ＝9,000円～1万1,000円、ジャケット＝1万4,000円～2万円ほか。エメラルドコレクションはTシャツ＝6,000円前後、パーカ＝1万2,000円～2万円、ジャケット＝1万8,000円～3万円ほか。エデンはTシャツ・ロンT＝3,500円～4,500円、ワンピース＝8,000円前後、ジャケット＝1万5,000円～2万円ほか。

　移転後は中高生～20代のスケートラインの顧客に加え、20代後半以降の「エメラルドコレクション」のターゲット層や女性客の来店も増えているという。現在の男女比は7対3程度。副店長の五十嵐慶彦さんは「スケートボードをもっと身近に感じていただきたい。海外では小さい子どもからお年寄りまで親しんでいて、当ブランドの服なども継続して着ていただいているので、（日本でも）スケートボードが広がってくれれば」と話す。

　営業時間は11時～20時。