青山通り沿いのインテリア・雑貨ショップ「「AOYAMA Francfranc(フランフラン)」(港区南青山3、TEL 03-5413-2511)で現在、米写真家マイケル・トンプソンさんの写真展「MICHAEL THONPSON × KOSUKE KITAJIMA」が開催されている。
同店で今年4月から、ポップカルチャーを「けん引」する俳優やミュージシャン、モデルなど68人を撮影したトンプソンさんの写真集「PORTRAITS」(7,350円)、全身を真っ赤に染め上げた女性を「抽象的に」撮影した22点をセットにしたアート作品で、世界100セット限定の「RED NUDE」(日本では70セットの販売、20万円)を販売していることから、同展が企画された。
東日本大震災後、日本人を母に持つトンプソンさんは写真集の売り上げの一部を義援金として寄付するなどしており、10月下旬には日本の復興を願う「新たなメッセージ」として、競泳の北島康介選手を被写体に作品を撮り下ろした。店内にはその写真6点を展示している。
店舗奥ガラスウインドーなどでは「PORTRAITS」「RED NUDE」に収録した写真も展示・販売しており、売り上げの一部を東日本大震災の被災地仮設住宅建設プロジェクト「more trees LIFE 311」に寄付するという。
トンプソンさんは1962年ワシントン州生まれ。町の写真館を営んでいた父親の影響で幼少期から写真に興味を覚え、ブルックス写真大学で写真を学んだ。卒業後ニューヨークに移り、米写真界の巨匠アーヴィング・ペンに師事。1991年、雑誌「allure」創刊号の仕事に抜てきされたことを機に独立し、ファッション・ビューティーの撮影、TVコマーシャルの分野などで活動。「VOGUE」などファッション誌のカバーなども手掛けている。
開催時間は11時~22時(営業時間に準じる)。入場無料。12月25日まで。