渋谷・ハチ公前広場の東急旧5000系車両(通称=アオ青ガエル)や渋谷区役所前広場など渋谷エリアの7会場で11月19日・20日、「渋谷芸術祭」が開催される。
アートや音楽、ダンスパフォーマンスなど「渋谷カルチャー」を発信する同イベントは今年で3回目。「ヒカリ(=光)」をキーワードに、渋谷エリアの7会場で計16のアートイベントを展開する。同祭のアートは一部のコンテンツを除きLEDを使い消費電力削減も行うという。
アオガエル内では、紙でできた照明オブジェと粘土細工で作った照明オブジェを展示し、「光とアロマ」による空間演出をするほか、同所はインフォメーションブースとしてパンフレットなども設置。ハチ公前広場では、ミラボールやLED照明を使ったイルミネーション、大型バルーン人形「フライガイ」のライトアップ展示を行う。
渋谷マークシティ1階ピロティではアーティスト日比野克彦さんによる「Scramble Crossing of Art『明日の神話』プロジェクト」が展開。渋谷駅にディスプレーされていることでも知られる、岡本太郎の「明日の神話」を「下敷き」にし、「地震・津波・原発事故にも負けない人間の尊厳」をテーマに、市民や子どもたちと「現代版『明日の神話』」を制作。当日はスクランブル交差点でパフォーマンスを行い、被災地を含め全国にエールを送る。
自転車をデザインすること通じてエネルギーやエコロジーについて考え・感じることを目的に活動するプロジェクト「Biketope(バイクトープ)」は渋谷区役所前で、デンマークやイギリスなどの自転車の試乗会、自分の自転車をカスタマイズして「デコチャリ」にするワークショップ、渋谷エリアをサイクリングする「ミニツールド渋谷」、放置自転車を使ったオブジェ展示などを展開する。
19日には東急東横店前で、桑原敏武渋谷区長や日比野さんを迎え、オープニング・セレモニーとしてイルミネーション点灯式や音楽ユニット「励まし屋」、LAで結成したデュオ「the viridian clover(ビリジアン・クローバー)」などのライブを展開する。
各イベントのスケジュールは同祭ホームページで確認できる。