渋谷・笹塚駅近くのコワーキング・イベントスペース「笹塚・タイワハウス」(渋谷区笹塚1)で11月23日、ワークショップ「モテたいわ~:映画『モテキ』から『モテ』をマジメに語る!」が開催される。
かねて映画配給・宣伝の仕事に10年以上携わっていた森下詩子さんのプロジェクトで、「映画(=kino)をきっかけに、対話(=dialogue)を行う」ワークショップを企画する「Kinologue」が主催する。業界を離れたからこそ見えてきた映画業界の問題点があるという森下さんが、「映画との新しい関わり方」を模索した中で生まれたのが「映画の対話ワークショップ」だった。「参加者全員が満足して対話できる場所づくりをしたい」と10月、「ちいさな哲学者たち」(ジャン=ピエール・ポッジ監督、ピエール・バルシェ監督)を題材に初めて開催した。
映画「モテキ」が20億円以上の興行収入を上げていることを不思議に感じた森下さんが「主人公の幸世と同世代の男性たちの心を強く捉えている」ことを知り、「男性目線の恋愛映画になぜそんなに引かれるのか、それを深堀りして真面目に語ると面白いのでは」と、同作を今回の題材に決めた。「映画は映画館で見てほしい」と、当日は予告編のみプロジェクターで上映。今後は、映画の興行にも絡め映画館で映画を鑑賞した後、対話ワークショップを行うことなども考えているという。
「『モテ』と聞くと自分の恋愛体験を晒(さら)さなきゃいけないのではという恥ずかしさから、参加に二の足を踏む方もいるかもしれないが、あくまで主軸は『モテキ』。コミック・ドラマ・映画でハマってしまった方はその理由を探しに来てほしい。人生に3度あると言われている『モテ期』とはどんなものなのか。人間関係を『モテ』という切り口で真剣に語り合いたい方、一見くだらない『モテ』というテーマを大真面目に熱く語るというギャップを楽しんでいただける方などの参加をお待ちしている」と森下さん。
「このワークショップには、できればひとりで参加してほしい。知らない人同士で話す方が自由に語ることができ、新たな自分発見や新たな人間関係も生まれる」とも。
開催時間は14時~17時(受け付けは13時30分~)。参加費は1,000円(茶菓子付き)。定員は25人。現在ホームページで参加者を募集している。