青山学院大向かい、青山通り沿いに11月11日、「FOUND MUJI(ファウンドムジ)青山」(渋谷区神宮前5、TEL 03-3407-4666)がオープンする。経営は、「無印良品」を展開する良品計画(豊島区)。
フランスの公文書の保管に使われる硬質パルプの「ファイルボックス」
創業当時から無印良品の物作りは、ゼロから作り上げるのではなく、国内外から「いい日用品」を見つけ、「無印良品としてのエッセンス」を取り入れることで「生活に必要なものを必要なかたちに見直す」という、日常生活の中から「探す」「見つけ出す」ことを基本にしてきた。この概念を2003年から「Found MUJI(見いだされたMUJI)」として活動範囲を広げ、一部の店舗とネットストアで商品を販売している。
今回、その活動の成果を一つの店舗に集約・紹介し、その「良さ」を客自身が手に取り「見つけてもらう」ことを目的とした情報発信型の店舗としてオープン。無印良品の路面1号店として1983(昭和58)年に開業した「無印良品青山」をリニューアルする店舗の面積は1階・2階合わせて約176平方メートル。創業当時の物や素材感を生かした内装・外観に仕上げるという。
「Found MUJI」の全商品がそろう唯一の店舗となる同店。インドの日用品である「定番の形」のカレーポット「ステンレス カレーポット」(小700円~)や、中国では伝統的な形状の「オーク ムク材ベンチ」(小8,000円、大1万円)、フランスの公文書の保管に使われる硬質パルプの「ファイルボックス」(500円)、タイの「天然の竹カゴ」(小700円、大900円)など約500アイテムをそろえる。同シリーズの商品のほか、一部コンセプトに見合った無印良品の既存商品も扱う予定。
オープン限定商品として、麻の柄を施した「Found MUJI限定 エコバッグ」(300円)、一つひとつの表情が異なるインドの木製手彫りのスタンプ(200円~)を扱うほか、3,000円以上の購入客先着200人には、ラオス綿を天然の藍で染め、手織りで仕上げた布を使ったトートバッグを進呈する。
同社企画デザイン室長の矢島岐さんは「自分の暮らしをよりよく送りたいと考えている方のお手伝いをさせていただきたい」と話す。
営業時間は11時~21時(日曜・祝日は20時まで)。