たばこと塩の博物館(渋谷区神南1、TEL 03-3476-2041)で現在、写真家・高野潤さんの個展「インカとアンデス原産植物」が開催されている。
1947(昭和22)年新潟県生まれの高野さん。1973(昭和48)年からペルーやボリビア、コロンビア、エクアドルなど南米諸国に通い続け、インカ帝国の遺跡やアンデス高地からアマゾン地方へと広がる自然や風景、インカ時代からの伝統を残す祭りや土地の人々の生活を撮影し続けている。
同展ではこれまで撮影してきた作品の中から、「自然・景色」「遺跡」「祭り」「原産植物」にまつわる写真約200点を展示。作品は、空から見た無人のマチュピチュの都市遺跡と山麓を流れるビルカノタ川やインカ以前の大要塞(ようさい)都市である北ペルーのマルカ・ワマチュコの高原、現在も採塩が続けられているマラスの塩の棚田、ペルー・アマゾンで「魚の目」と呼ばれている丸いトウガラシ、原種系ジャガイモ「チョロスピ」など。
22日・23日には文化映画「世界遺産ペルー/ボリビア編」を、1階視聴覚ホールで上映する。上映は14時30分から。定員は先着80人。観覧無料(別途入館料が必要)。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館。入場料は、大人=100円、小・中・高校生=50円ほか。今月23日まで。