渋谷東口の新劇場「シアターオーブ」、オープニング企画8公演発表

「ウエスト・サイド・ストーリー」「ミリオン・ダラー・カルテット」などを紹介する東急文化村専務の仁田雅士さん

「ウエスト・サイド・ストーリー」「ミリオン・ダラー・カルテット」などを紹介する東急文化村専務の仁田雅士さん

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 東急文化村(渋谷区松濤1)は10月11日、渋谷駅東口・旧東急文化会館跡地で建設工事が進む超高層複合ビル「渋谷ヒカリエ」(渋谷2)内の劇場「東急シアターオーブ」のオープニング・ラインアップを発表した。

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 こけら落とし公演は、国内では48年ぶりの上演となるブロードウェー・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」(来年7月18日~8月5日)。今回上演するのは、トニー賞受賞脚本家アーサー・ローレンツが演出したリバイバル版となる。

 9月には、昨年ブロードウェイで上演され、トニー賞を受賞したロックンロールミュージカル「MILLION ULLAR QUARTET(ミリオン・ダラー・カルテット)」を国内初上演。1956年12月4日、ジェリー・リー・ルイスさんやエルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジョニー・キャッシュが米テネシー州のレコードスタジオに「偶然」集結し行われた実際のセッションにまつわる物語となっている。

 その後、フランス版「ロミオ&ジュリエット」(10月6日~21日=予定)やオリジナルキャストによるウィーン・ミュージカル「『エリザベート』20周年記念ガラコンサート」(11月上旬~中旬)などを上演。12月には、国内の劇団「劇団☆新感線」による公演や世界三大テノールの一人、ホセ・カレーラスさんのコンサートも予定する。

 音楽にフォーカスを当てた作品を中心に上演する同劇場。「ウエスト・サイド・ストーリーは自分の中に思い入れがある作品。戦争や紛争、対立など時代を象徴しており、純愛の要素も入っているので若い方にも共感していただけると思う。ミリオン・ダラー・カルテットは、(渋谷は音楽の街と言われているので)、音楽好きの方も巻き込んでいけたら」と同社専務で文化街区新劇場開発事業準備室長仁田雅士さん。「優れたものであれば和洋問わず上演していく。柔軟な姿勢でやっていきたい」とも。

 東急シアターオーブの開業は来年7月18日。

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