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アニメーション作家・山村浩二さんの最新作「マイブリッジの糸」、写美で公開

「マイブリッジの糸」より©2011 National Film Board of Canada / NHK / Polygon Pictures

「マイブリッジの糸」より©2011 National Film Board of Canada / NHK / Polygon Pictures

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 東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)1階のホールで9月17日から、アニメーション作家・山村浩二さんの映画「マイブリッジの糸」が公開されている。

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 日本を代表するアニメーション作家である山村さんは、1964(昭和39)年名古屋市出身。10代のころから短編製作を始め、その後、東京造形大学絵画科に進学。「頭山」(2002年)では、「アヌシー国際アニメーション映画祭」「広島国際アニメーションフェスティバル」「ザグレブ国際アニメーション映画祭」などで賞を受賞。代表作には「カロとピヨブプト」(1993年)、「ジュビリー」(2000)、「年をとった鰐」(2005年)、「カフカ 田舎医者」(2007年)などがある。

 カナダ国立映画制作庁(以下NFB)と共同制作された同作。1878年にギャロップする馬の連続動作を撮影することに成功した写真家エドワード・マイブリッジ(1830年~1904年)と、母と娘の情景の2つの世界の対比によって「『時間』に思いを巡らせる」アニメーション。カルフォルニアと東京、19世紀と21世紀を行き交いながら、マイブリッジの人生に焦点を当て、一方では母親の「シュール」な白日夢を描く。

 期間中、同作と東京での作画風景とモントリオールでの音響制作を描いたメーキング・ドキュメンタリーを上映するAプログラム、同作と音楽のカノン形式を映像化した「カノン」(ノーマン・マクラレン監督・グラント・マンロー監督、1964年)、1909年にイギリスからカナダへ渡った男のカナダ開拓時代の実話を基にした作品でアジア・プレミアムとなる「ワイルド ライフ」(アマンダ・フォービス監督、ウェンディ・ティルビー監督、2011年)などのNFB作品、「Fig(無花果)」(2006年)などの山村監督の作品、全8作を上映するBプログラムで構成する。

 鑑賞料は、Aプログラム=500円、Bプログラム=一般1,500円・学生=1,300円・シニア=1,000円ほか。10月7日まで(9月26日、10月3日は休映)。

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