中目黒に現在、東コレブランド「fur fur」の期間限定ショップ「River Side Apartment Shop fur fur」(目黒区青葉台1、TEL 03-6277-5944)がオープンしている。
ディレクター・チダコウイチさんと、チダコウイチさんのアシスタントとして経験を積んだデザイナー古橋彩さんが手掛ける同ブランド。2005年、チダコウイチさんがデザイナーを手掛けるブランド「OUT of ACTION」の「FUR label」が前身で、2007年にブランド「FUR」を立ち上げた。同年に東京コレクションデビューを果たしたほか、「ラフォーレ原宿」に初の直営店をオープン。2008年に現在の「fur fur」に改名した。
「不完全なもの、はかないものへのいとおしさ、ぼろぼろでゆがんだ服の中にあるエレガント、感情のある服作り、ナチュラルであるという感覚、ファッションという文化を通して伝え続けていきたいという思い」をデザインの根底に置く。今回、ラフォーレ原宿内の直営店が拡床リニューアルに伴い一時休業するため、期間限定ショップを出店した。店舗面積は約14坪。今月12日までは、ドライフラワーや生花をディスプレーした内装になっている。
レース・スチュール・コットンの3種の素材をミックスしたホルタ―ネックのワンピース(2万2,050円)や取り外し可能のボアと組み合わせたピッグレザーのジャケット(5万2,500円)などのコレクションアイテムのほか、アーティスト加賀美健さんとのコラボレーションによるコレクションで、加賀さん描き下ろしのイラストを全面にプリントしたカットソーワンピース(2万790円)、ハイカットスニーカー(18900円)なども扱う。コレクションの中心価格帯は、ジャケット=3万円~4万2,000円、ワンピース=2万5,000円~3万9,000円、トップス=1万2,000円~1万8,000円、アクセサリー=5,000円~1万円前後ほど。
期間中、冬の新作コレクションの予約会(12日まで)やチャリティーフリーマーケット(13日・14日)、「スケバン」をテーマに加賀さんと制作した今年の秋冬コレクションの展示・販売(19日~21日)などの企画も展開する。
「今まで路面店がなかったので、さまざまな方にゆっくりご覧いただければ。(期間が)短いながらも自分たちのやりたいことなどを取り入れて、楽しんでいただけるようなショップを目指している。他ではなかなかできない、コレクションピースの販売やフリーマーケットなども含め、新旧のお客さまにアプローチできれば」と同ブランドを展開するフレーバ(下目黒2)プレスの前田祐子さん。
営業時間は12時~20時。今月21日まで。ラフォーレ原宿店は今月25日、リニューアルオープン予定。