食べる

中目黒に食堂「トロケの台所」-トマトラーメン主力に独立開業

店名の「トロケ」はフランス語で「小さな店」を意味する。写真は(左から)木村清香さんと中根正道さん

店名の「トロケ」はフランス語で「小さな店」を意味する。写真は(左から)木村清香さんと中根正道さん

  • 0

  •  

 中目黒・駒沢通り沿いに7月18日、「トマトラーメン」を主力メニューにした食堂「Kitchen Troquet(トロケの台所)」(目黒区上目黒1、TEL 03-5722-8939)がオープンした。

主力メニューの「トマトラーメン」

[広告]

 木村清香さんとシェフの中根正道さんが共同経営する同店。2人が働いていた「トマトラーメン Buono! Buono!」(6月閉店)の営業終了が決まった際に、同店で人気の高かった「トマトラーメンをなくしたくない」という思いから、同メニューを主力にした「トロケの台所」を独立開業した。

 「街のキッチン」をコンセプトに、店名はフランス語で「小さい店」を意味する「トロケ」と命名。店舗面積は約10坪。席数はカウンターとテーブル席で16席を用意。ファサード上部には赤色のオーガニックテントを配置。店内は茶色を基調に「居心地の良い空間」をコンセプトに仕上げ、壁面には知人のアーティストに描いてもらったというイラストをあしらう。

 ランチには、南欧産完熟トマトのスープをはじめ、オリーブオイルやバジルオイルを使うなど洋風に仕上げる「トマトラーメン」(780円)に、トッピングでチーズ(100円)やトリプルチーズ(300円)、半熟卵(100円)などを用意。残ったスープに入れて食べられるように、バジルとチーズを載せた「リゾットライス」(200円、ハーフサイズは150円)も。ほかに、主菜・副菜2種などがつく定食(900円~)も提供する。

 ディナーはラーメンや定食のほか、「季節野菜のピクルス」(480円)や「ラタトゥイユ(夏野菜のトマト煮込み)」(530円)、トマトと香味野菜で煮込んだ「フィレンツェ風牛胃袋のトマト煮込み」(800円)や、日替わりメニューもそろえる。ドリンクメニューは国産紅茶「嬉野ふじかおり」「しょうが紅茶」(各480円)、ユズや梅、山桃などをそろえる「自家製ドリンク」、生ビール(各530円)、「ショウガハイボール」(480円)ほか。客単価は、ランチ=950円、ディナー=2,500円ほど。

 オープン後、平日は20代後半~30代のビジネスマンやOLが中心で、休日は親子連れなど近隣住民の来店が増えるという。現在は来店客の7割ほどが女性で、旧店の「トマトラーメン」を「待ち望んでいてくださった方も多い」と木村さん。「昼夜ともに皆さんがデーリーで利用いただけるよう、おいしいご飯で、おなかも心も満たせる食堂にしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~23時(日曜は22時まで)。不定期で日曜休業。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース