渋谷駅前のファッションビル「109MEN’S(メンズ)」(渋谷区神南1、TEL 03-3477-8111)の正面入り口に現在、スワロフスキーのクリスタルガラス約30万個を車体装飾に使った「ゴールドクリスタルベンツ」が展示されている。
展示は、同館の大規模改装に伴い、今春同館にオープンした車のドレスアップブランド「D.A.D(デー・アー・デー)」のキャンペーンの一環。同ブランドを手掛けるカクタス・コーポレーション(大阪府羽曳野市)社長の桑山大介さんは「オープンは震災直後だったので華やかなイベントができなかった。今回はバーゲン時期に合わせてクリスタルベンツを展示して盛り上げようと考えた」と話す。
デー・アー・デーは、スワロフスキーをあしらったルームミラーやシフトノブ、ドリンクホルダーなど、「ラグジュアリー」をテーマとしたカーアクセサリーを展開するブランド。PRの一環として、2007年に「シルバークリスタルベンツ」、その翌年に「ゴールドクリスタルベンツ」を発表し、インポートショーなどの展示会で話題を集めた。製作はオーストリアのスワロスキー本社に特別サイズのクリスタルガラスを注文し、同社スタッフ約20人が約3カ月間の時間をかけて貼り付けた。「車体のプレスラインに合わせてパソコンなどで精密に計算し、左右対称、輝き方などを研究しながら丁寧に作業を進めた」と桑山さん。実際にナンバーを取得し、「走る宝石箱」として一般行動を走ることも可能だという。
通常、「シルバー」「ゴールド」2台のクリスタルベンツは同社の旗艦店「D.A.D大阪アメリカ村店」(大阪市中央区)に常設。今回のキャンペーンでは、そのうちゴールドクリスタルベンツ1台を渋谷で展示し、同ショップでの商品購入客が車に乗って記念撮影するサービスを実施している。展示は7月7日まで。営業時間は10時~21時。