渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)のギャラリー「パルコファクトリー」(TEL 03-3477-5873)で6月24日から、ファションドール「ブライス」の日本生誕10周年記念ヒストリー展「10 Happy Memories」が開催される。
ブライスは1972年~1973年の1年間、米ケナー社から子ども向けの玩具として販売されていたが、当時の子どもたちからは人気を得ることができず販売中止に。その後、クリエーティブエージェント「クロスワールドコネクションズ(CWC)」(猿楽町)社長でブライストータル・プロデューサージュンコ・ウォングさんプロデュースの下、2000年に国内でブライスをモデルにしたテレビCMをパルコが放送した。
2001年には同社プロデュース、現・タカラトミー(葛飾区)製造による復刻版ブライスをファッションドール「ネオブライス」(身長29センチ)として発売。同時に、ファッション雑誌や広告のモデルとしての「活動」を開始。翌2002年には小さいバージョンの「プチブライス」(同12センチ)が、2005年にはフィギュアバージョン「ブライスベル」が、昨年秋には「ミディブライス」(同20センチ)が発売された。
グレープフルーツ大の頭にきゃしゃなボディー、後頭部のひもを引くことでピンクやブルーなど4色に変わるほか、正面、左右の3方向に変わる瞳が特徴。ボディーやフェースは10年の間に変化しており、フェースは初期の「エクセレント」のほか、頬から顎にかけてのラインを少し細くし「大人っぽい」印象にした「スペリオール」、黒目がちな瞳や頬のラインが特徴的な「フェアレスト」などがあり、肌色も色白肌や日焼け肌など、肌質もツヤ肌、半透明肌などを展開する。
同展ではファーストブライス「パルコリミテッド」から今年6月までに発売した全ての一般ドールをはじめ、年1回発売されるアニバーサリードール、ファッションブランドやキャラクターなどとコラボレーションしたドールなど同社限定ドール含め全175種のネオブライスを展示。場内にはパッケージを展示するコーナーなども用意する。
併設する限定ショップでは、ネオブライス「テンハッピーメモリーズ」(2011体限定、2万6,775円)、ミディブライス「チェリッシュミーオールウェイズ」(3000体限定、1万5,540円)、プチブライス「バースデイパーティサプライズ」(3000体限定、3,990円)など同社限定10周年記念ドールなどを販売。
期間中、地下1階「ロゴスギャラリー」(TEL 03-3496-1287)では、プチブライスの展覧会「Petite on Parade」を同時開催。これまでに発売されたプチブライス約200体を展示するほか、歴代のビューティーコンテストに入賞したアーティスト10組がカスタマイズした昨年のアニバーサリードール「マラベルメロディ」と「トラウンパッパ」の展示・販売を行う。入場無料。7月3日(予定)まで。1階カフェ「モフ」ではブライスのポートレートピック付きのケーキなど限定メニューを提供するほか、同階特設会場では「アナザーエディション」「アースミュージック&エコロジー」など渋谷パルコに出店するブランドがスタイリングしたブライスも展示する。
「この10年のネオブライスの全てを展示するので、ファッションドールとしてのブライスを楽しんでいただきたい。さまざまなコンセプトの下誕生したブライスのファッションやメーク、ヘアスタイルをはじめ、パッケージのグラフィックデザインにもこだわっているので、こちらも楽しんでほしい」とジュンコ・ウォングさん。
開催時間は10時~21時(最終日は18時まで)。入場料は、一般=300円、学生=200円、小学生以下無料。限定ショップは入場無料。7月25日まで。