GMOインターネットに24時間無料の社員食堂-「世界一」目指し開設

ビュッフェで提供するランチは日替わりでメニューそろえる

ビュッフェで提供するランチは日替わりでメニューそろえる

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 GMOインターネットグループ(渋谷区桜丘町)は6月17日、11階フロアに福利厚生の大幅拡充プロジェクトの一環で社員食堂としてシナジーカフェ「GMO Yours」を開く。

0歳~6歳の乳幼児を預かるキッズルーム「GMO Bears」

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 同社では、「世界一の福利厚生を提供しよう」と福利厚生の大幅拡充プロジェクトを発足。社員から要望が多かった社員食堂と託児所にスポットを当て、いずれも「世界一」を目標に掲げスタートした。グループの社員2300人から選ばれた8人のプロジェクトメンバーが意見を出し合いながら作り上げた同カフェ。バー以外の運営を、西洋フード・コンパスグループ(豊島区)に委託する。

 フロア面積は約100坪で、席数はボックスソファ席やカウンター席など150席を用意。託児所に預けている子どもと食事ができるよう子ども用の椅子も備える。冷蔵庫や電子レンジ、ファミリーマートと提携した食料自動販売機のほか、MacやiPad、Macbook Airなどの端末、ニュースやスポーツチャンネルを放送するテレビモニターなども設置。社員は社内のイントラネットで混雑状況・メニューを確認できる。

 ランチ(12時~14時)はビュッフェスタイルを導入。常駐する管理栄養士サポートの下、料理には食材の産地やカロリーを表示。カフェ(8時~20時)では、セルリアンタワー東急ホテルから仕入れるパンのほか、エスプレッソマシンでいれるコーヒー、「くまポンカプチーノ」などをそろえる。金曜夜(18時~22時)は専属ソムリエも常駐し、アルコールを提供するほか、DJブース、カラオケ機材を備えたバー&クラブタイムを設け、グループ各社のスタッフ間の交流を図る。

 食堂スペース、食料自動販売機は24時間利用でき、8時~20時(金曜は22時30分ごろまで)はスタッフが常駐。全て利用は無料。

 7月以降、7階フロアにはキッズルーム「GMO Bears」もオープン予定。ルーム面積は約30坪で、0歳~6歳の乳幼児を預かる。スタッフ2人が常駐し、預かり対応人数は10人を予定。保育料は無料を検討しているが現段階では未定という。スペースの運営は外部に委託する。

 同フロアにはほかにも、マッサージ・昼寝スペース「GMO BALI RELAX」も開設。マッサージスペースにはベッド2台を備え、常駐する2人の有資格者がマッサージを行う。利用料は10分500円を予定。昼寝スペースにはベッド3台を用意し、1人30分まで利用できる。いずれも利用時間は12時~20時で、今月末の開設を予定する。

 今回のプロジェクトの総工費は、社員食堂=約7,000万円、託児所=約2,000万円。運営費は毎月約2,000万円に上る。同グループの熊谷正寿会長兼社長は「グーグルの社員食堂に行くなどして研究した。24時間営業で無料なのは日本初なのでは」とし、「社員食堂だからと言って妥協せず、要望の90%を実現した」と自信を見せる。

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