西武渋谷店(渋谷区宇田川町、TEL 03-3462-0111)A館7階特設会場で5月25日、スペイン人デザイナー、ハイメ・アジョンさんの展覧会「ハイメ・アジョンの世界展」が始まった。
「イッセイ・ミヤケ」とコラボレーションしたウインドーディスプレー
3月のリニューアルを機に、「Art meets Life 暮らしにもっとクリエーティブを。」をテーマに、「全館アートプロジェクト」を始動した同店。同展は同プロジェクト第2弾として、スペイン人デザイナー、ハイメ・アジョンさんにスポットを当て、各企画を展開する「Jaime Hayon meets seibu shibuya」の中心企画。
1974年スペイン・マドリード生まれのアジョンさん。23歳でベネトングループのデザインセンター「ファブリカ」のヘッドデザイナーに着任。2005年に独立し、自らを「アーティデザイナー」と称し、「アートとデザインの領域を超えた」活動を展開。リヤドロ、バカラ、スワロフスキーなどのブランドのプロダクトデザインも手掛ける。
場内は「TOUCH」「ATTRACT」「CONNECT」など5つの要素で構成し、アジョンさんの手仕事・作業・クリエーティブを紹介。2008年に発表したリヤドロの「the Fantasy」コレクション、2009年に発表したバカラのコレクション「クリスタルキャンディセット」やデンマークの老舗家具ブランド「フリッツ・ハンセン」、英ブランド「Se(セイ)」の家具などを展示・販売する。入場料は一般=500円、高校生以下無料ほか。6月5日まで。
昨年の「Designtide Tokyo」などで発表した石川県の伝統工芸「九谷焼」の窯元「上出長右衛門窯」(石川県能美郡)とのプロジェクト「上出長右衛門窯×Jaime Hayon Produced by 丸若屋」のテーブルウエアは同所で展示するほか、B館8階オルタナティブスペースで世界先行販売している。6月6日まで。
ほかにも、B館1階エントランスに今回の企画のために書き下ろしたという「Love for JAPAN」の文字や日本の国旗などを描いたドローイングを掲出しているほか、A館ウインドーディスプレーや1階エントランスなどには、アパレルブランド「イッセイ・ミヤケ」の初夏コレクションとコラボレーションしたディスプレーも展開する。6月6日まで。
営業時間は10時~21時(日曜・祝日は20時まで)。