ギャラリー「ときの忘れもの」(港区南青山3、TEL 03-3470-2631)で5月10日、東日本大震災支援企画として米・写真家ジョック・スタージスさんの新作展が始まった。
1947年、米ニューヨーク生まれのスタージスさん。マールボロ大学とサンフランシスコ・アート・インスティテュートで写真を専攻。北カリフォルニアやフランスのビーチでヌーディストの家族のポートレートを撮り続けている写真家。
当初8月に予定されていた同展。東日本大震災発生後の3月13日、スタージスさんから「私の売り上げ分を、地震・津波の慈善援助組織に全て寄付したい」というメールをきっかけに、急きょ日程を繰り上げ支援企画として開催することが決まった。
出品作品は25点。いずれも価格は14万7,000円。収益は全額、日本赤十字社を通じて被災地に寄付する。ほかにもスタージスさんは「震災支援エディション」として、2点(各限定25部)を新たに制作。同作品は今月20日~22日に開催される「アートフェア2011京都」に設けられる「復興支援チャリティー室」に出品され、収益を全額寄付に充てる。作品はスタージスさんの要望でいずれも3万円で頒布する。
スタージスさんは「東北地方のいたましい出来事に対応しようとする世界の努力に、私のアートのささやかな声を役立て、私の作品の売り上げが、たった一人でも助けることができるなら、私は非常に光栄に思う」とメッセージを寄せている。
開廊時間は12時~19時。入場無料。今月21日まで。