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渋谷で「アバター」上映-「リアル鬼ごっこ」山田悠介さんの小説を映画化

自分の分身となるキャラクター「アバター」にのめり込んでいく女子高生を描いた「アバター」より©2010 山田悠介/角川書店/「アバター」製作委員会

自分の分身となるキャラクター「アバター」にのめり込んでいく女子高生を描いた「アバター」より©2010 山田悠介/角川書店/「アバター」製作委員会

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 渋谷のミニシアター「シアターN渋谷」(渋谷区桜丘町、TEL 03-5489-2592)で現在、作家・山田悠介さんの小説を映画化した学園サスペンス映画「アバター」が公開されている。

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 2001年、都市型ホラーノベル「リアル鬼ごっこ」(文芸社刊)でデビューした山田さんが2009年11月に発表した「アバター」(角川書店刊)。インターネット上のコミュニティーで使用される、自身の分身となるキャラクター「アバター」をモチーフにした物語。

 「地味でさえない」高校2年生・阿武隈川道子(橋本愛さん)は、「レアアバター」を持っていることでクラスを仕切っている「学校の女王」阿波野妙子(坂田梨香子さん)からSNSサイト「アバQ」に強制的に入会させられる。最初は興味を持っていなかった道子だが、あることをきっかけにアバターを着飾ることにはまっていく。そして、年に一度開かれる「アバQ」最大のイベント「ベストドレッサーコンテスト」でベストドレッサー賞を受賞。「学園の女王」の座に君臨した道子は、ガスマスク集団「アバターサークル」を設立。アバターと同じ顔に整形するなどアバターにのめり込んでいき、「ある復讐」を果たしていく。

 メガホンを取ったのは和田篤司監督。日本大学芸術学部在学中に自主映画を制作し、卒業後は映像制作会社に勤務。その後、「和田宗衛門」名義で「東京ヌードル」(2007年)、「放送禁止!大人の危ない実験」(2009年)などのカルト作を発表。現在は広告会社に勤務する傍ら映画製作を手掛け、昨年2月にはオムニバス映画「草食系男子。」「肉食系女子。」を発表。同作は初の長編作品となる。

 上映は今月27日まで。

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