インターネット支援事業のデジタルガレージ（渋谷区恵比寿南3）と同社子会社のCGMマーケティング（以下CGMM）は4月5日、経済産業省と共同で公共機関のツイッターアカウント情報を発信するサービス「J ガバメント on ツイナビ」を開始したと発表した。

　近年、ツイッターなど「ソーシャルメディアを活用した」企業の取り組みが増加し、国や地方自治体などの公共機関など幅広く利用されていることや、東日本大震災発生後、公共機関のツイッターアカウントから情報を得ようとするユーザーも「増加傾向にある」ことを受け展開する同サービス。

　同省が運用するサイトで、政府・地方自治体の取り組みを集積する「がばったー」と、CGMMが運用するツイッター公式ナビゲーター「ツイナビ」が連携し、公共機関からの情報発信強化を目的に、国・地方自治体など公共機関のツイッターアカウントの新たな認証スキームを構築した。

　「ツイナビ」上に設けた公共機関アカウントの登録ページから手続きを行うことで、「ツイナビ公認アカウント」の取得とツイッターの認証申請が可能になるほか、同サービスや同省が運用する「Twitterアカウントの運用を行っている公共機関一覧」への掲載が「ワンストップ」でできるようになるもの。ツイッターアカウントを運用する公共機関が、一連の認証を得るのにかかる手続きの手間や時間を従来に比べ「大幅に」削減できるほか、公共機関などの「なりすまし」防止にも効果があるとみられる。

　ユーザーは、「地域（都道府県）・機関」と、「気象・地震・被害情報」「インフラ関連」「救命・救助活動」「避難所・生活再建」「停電・節電」「原発・放射線」などの12カテゴリー（4月5日現在）から指定することで、関連するアカウントやツイートを検索することができる。