原宿のギャラリー「Raum1F」(渋谷区神宮前5、TEL 03-6419-3421)で現在、米若手写真家エイドリアン・ゴートさんの個展「Photographs YAKU-SHIMA × BUILDINGS」が開催されている。
1981年アメリカ生まれのゴートさんは、ニューヨークを拠点に活動し、ファッション誌「VOGUE」や建築誌「PIN-UP」、ファッションブランド「VISVIM」の写真などで活躍。同展はブックディレクター幅允孝さん率いるバッハ(港区南青山4)がプロデュース。ゴートさんの日本初の個展となる。
今回、「代表作」でもある建築写真シリーズで、建築物のファサードを撮影した「Hong Kong」や、今回の展示のために屋久島に訪れ縄文杉を撮影した「Yakusugi I」(各36万7,500円)など、いずれも幅130センチ、高さ155センチの計6作品を展示する。
「エイドリアンとは、来日する度にお酒を飲みに行くほど仲のいい友人でもある。自分にとって、非常にシンパシーを感じる活動を続ける彼のことを少しでも知ってほしと思い企画した」と幅さん。「建築写真と屋久島の自然を対比させて展示している。そこに向ける視線や被写体の共通と差異を感じていただけたら」と話す。
開館時間は12時~20時。土曜・日曜・祝日定休。入場無料。今月10日まで。