渋谷・東急本店近くの「ポスターハリスギャラリー」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-5456-7218)で2月18日から、写真家・谷敦志さんの個展「男のポートレート展」が開催される。
1989年ごろから写真家として活動している谷さん。ゴシック・フェティッシュ・デカダンなテイストの作品が特徴で、オルタナティブ・カルチャー誌「トーキングヘッズ叢書(TH Series)」、雑誌「BURST」などのほか、仏歌手ミ レーヌ・ファルメールさんのアルバム「Point de Suture」などCDジャケットのビジュアル制作、演劇やミュージカルの宣伝写真も手掛ける。
今回、「世の中の流れに妥協することなく、自分流に生きる男たちの生きざまをビジュアル化したい」という思いから企画した谷さん初のポートレート展。画家・アートディレクターの東學さんや挿絵画家・グラフィックデザイナーの宇野亜喜良さん、宗教人類学者の植島啓司さん、作家・画家・チェリストの山口椿さんなど約30人の男性をモデルに撮り下ろした130点のポートレートを並べる。
「今回の作品は、超・個性的な男たちの内面が印画紙上で乱反射しているかのような仕上がりで、写真というメディアの原点とも言えるポートレートの新たな可能性が感じられる。写真展という概念にとらわれず、自由に楽しんでいただければ」と同展のプロデューサーで、プロデュースユニット「Produce Unit SELECT」主宰の三島太郎さん。
19日・20日には谷さんが来場するほか、20日には人形作家・森馨さんをゲストに迎え谷さんが「男のポートレート」について語るトークイベントや、森さんが出す「お題」に応えるかたちで谷さんがその場で撮影を行うライブフォトイベントも行う。
開催時間は11時~19時。入場無料。今月27日まで。