渋谷パルコ（渋谷区宇田川町）パート1・地下1階「ロゴスギャラリー」（TEL 03-3496-1287）で現在、北欧作家を中心としたビンテージ絵本を展示・販売する「海の向こうのふる～い絵本展2011 ～北欧からのおくりもの～」が開催されている。

　1800年代以降の作家による絵本や、現在では絶版になっている絵本を紹介。「ムーミン」などを手がけたトーベ・ヤンソンなど北欧出身の作家の作品を中心に、19世紀～20世紀中ごろの各国のビンテージ絵本約200冊を取りそろえる。

　作品は、トーベ・ヤンソンが描いた3冊の絵本の中の1冊「Vem ska trosta Knyttet？（さみしがりやのクニット）」（1960年初版、4万2,000円）や、アストリッド・リンドグレーンによる、9歳の女の子「ピッピ」を主人公にしたヒットシリーズの2作目「PIPPI LANGSTRUMP GAR OMBORD（ピッピ船に乗る）」（1946年初版、3万6,7500円）、スウェーデンの画家・挿絵画家ジョン・バウアーが絵を手がけた「Bland Tomtar och Troll arg.6（トロールとノームの怒り）」（SAMLING SAGOR著、1912年、2万6,250円）、デンマークの画家・絵本作家エゴン・マチーセンの漫画集「En lille mand med hoj hat（背の高い帽子と小さな男）」（18万9,000円）ほか。

　会場では絵本作家のビンテージポスター10数点（中心価格は5万円台）や絵本を扱う1,575円均一、3,150円均一コーナーも展開。同展に協力するビンテージ絵本専門店「キュリオブックス」（渋谷3）の渡木章浩店長は「今見ることのできないかわいいイラストやグラフィカルなものが集まっている。印刷の違いで原画に近い迫力を見ていただければ」と話す。

　営業時間は10時～21時（最終日は17時まで）。入場無料。1月31日まで。