原宿エリアに1月16日、カントリー家具店「アトリエパイン L’est(レスト)」(渋谷区神宮前3、TEL 03-6804-5802)がオープンした。経営はカントリーハウス パイン工房(鹿児島県露島市)。
1998年に鹿児島県で創業した同社は、ショールームとインターネットで商品を販売。東京や横浜など関東在住のネット利用客が多かったことから、「実際に商品に触れられる場」として出店を決めた。立地に関しては、アクセスの良さや「良いものは良いと感じていただける方が多いと感じた」(社長の福岡隼人さん)という原宿エリアを選んだ。
店名はフランス語で「東」を意味する「L'est」。一軒家風の建物の2階に位置し、店舗面積は約25平方メートル。「あまり手を加えていない」という店内には今後、アンティークのライトを置くなど「クラシカルな雰囲気にしていきたい」という。
店内には、テーブルやキッチン家具、本棚、キャビネットなどを置く。パイン材を使い、ドイツの自然塗料メーカー・リボス社の自然塗料を使う家具が多い。商品は、映画「西の魔女が死んだ」(長崎俊一監督)でも使用されたカップボード「カップボードスクエア」(10万5,000円)や「人気商品」という学習机(9万8,250円)、テレビボード(6万8,250円)、キッズチェア(4,200円)など。ここ4~5年はフランス風をイメージした「フレンチカントリー」がブームだという。
店ではオーダーメードも受け付ける。価格は材料費のみのため、サイズやデザインによっては既製品より安くなることもあるという。
既存客は30代以上のファミリー層が中心だったが、オープン後は福岡さんのブログを見て来店する人が多く、「カントリー家具をご存じでない方もいる」という。「店の変化などを紹介し、若い方にも家具に興味を持っていただけるよう敷居を低くしたい。まずは見てもらい、(家具を購入する際の)選択肢の一つに入れていただければ」と話す。
営業時間は11時~20時。