渋谷・宮下公園近くのギャラリースペース「SUNDAY ISSUE」(渋谷区渋谷1、TEL 03-3797-1288)で1月9日から、フリーキー・ポップ・デュオ「CocoRosie(ココロージー)」のビアンカ・キャサディさんによる国内初個展「HOOD LUM(apres noir)」が開催されている。
1982年ハワイ生まれのキャサディさん。姉妹のシエラ・キャサディさんと、ココロジーのメンバーとしてパリを拠点に活動。アーティストとして音楽分野のほか、パフォーマンスやファッション、ポエトリー、映像の分野でも活動。今回、初の来日ツアーと連動し日本初の個展を開催する。
展示するのは、これまでに描きためていたドローイングや、同展のために制作した作品など平面作品約35点、映像作品、キャサディさんが来日した際「東京から得たインスピレーションによって作られた」インスタレーション作品。
東京在住中に制作した「Altar Boyz」や「ギャング」の意味を持ち今回の展示の中で「一番大きな」キャンバス作品「Hood Lum」などのほか、「大地をつかさどる妖精」としてヨーロッパの民話に登場する「ノーム」をモチーフにした「Gnomy Jalbird」の周りにインスタレーション作品を置き、「そこだけ、ほかと違った独特な世界観を醸し出している」という。
「ここで展示されている作品は彼女の表現ツールのごく一部を使ったものであり、彼女の作り出す音楽や映像やパフォーマンス、そして彼女自身を含めた全てが表現作品とも言える。この展示を見て頂いた方が、ここから彼女のほかの活動にも興味を持って多角的に体感していただけると、よりいっそう独特の世界観を感じられるのでは」と同店ディレクターの太田メグさん。
営業時間は13時~24時(土曜・日曜・祝日=12時~19時)。月曜定休。入場無料。今月30日まで。