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表参道に沖縄発ビューティー複合店「ビバーチェ」-沖縄食材カフェも併設

カフェやショップ・ビューティーフロアを併設する「VIVACE TOKYO」(写真=3階カフェ)

カフェやショップ・ビューティーフロアを併設する「VIVACE TOKYO」(写真=3階カフェ)

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 表参道に10月、 スパ、カフェなどの複合ショップ「VIVACE TOKYO(ビバーチェトーキョー)」(渋谷区神宮前5)がオープンした。経営はデスティネーションズ(本社=沖縄県那覇市)。

沖縄出身デザイナーのファッションブランドなどを扱うショップ

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 2003年、沖縄・那覇市にオープンしたコンセプトビル「ビバーチェ」と、沖縄県内で「スパ・セラピー」をテーマにした滞在型リゾート「デスティネーションズ・スパ」を展開予定のデスティネーションズ(那覇市)が業務提携。同ビルでは、美・食・ファッションなどの切り口から「生き生きとした暮らしを送るためのヒント」を提案。オープンから8年目を迎え「近い将来東京に進出したい」と考えていたことから、両社の業務提携で東京進出を決めた。

 同スパは海外の旅行者などもターゲットに据えるため「感性をさらに磨き上げる必要がある」と考え、「ファッション発信の中心であり、海外のお客さまも多く集まる」表参道に出店した。

 店は3階・4階の2フロアで広さ約90坪。「邸宅だった」というスペースを改装した店内は「心温まる都会の隠れ家」をコンセプトに、「沖縄のものや人、こと」にこだわった空間づくりを目指した。「沖縄の目に見えない魅力をより多くの人と共有したい」との思いから「感性に、美しい。」をテーマに仕上げたという。フロア構成は、3階がショップとカフェ(TEL 03-3409-2690)、4階がビューティーフロア(TEL 03-3409-2691)。

 沖縄食材を中心に使ったメニューを提供するカフェは、席数30席。ハンダマ(水前寺菜)や沖縄産もずく、フーチバー(ヨモギ)などを使った前菜8種盛り合わせプレートや、汁椀などがセットになった「ローカロリープレート」(1,300円)、沖縄そばの麺を使用しゴーヤをトッピング、付け合せのピクルスにはヘチマやゴーヤを使った「沖縄風担々つけ麺」(1,000円)などを提供。小豆や緑豆、白麦、黒糖ピーナッツのぜんざいにココナツベースのソースを添える「亜琉ぜんざい」(500円)などのスイーツも。客単価は、ランチ=1,300円前後、ディナー=3,000円前後。

 ショップでは、沖縄出身のデザイナーによるファッションやアクセサリー、工芸品などをセレクト。田中洋さんと山内カンナさんが手がける服飾ブランド「YOKANG(ヨーカン)」、昨年7月にデザイナーのisseiさんが立ち上げたファッションブランド「COVER」、石垣島発ジュエリーブランド「TILLA・EARTH」などを扱う。

 4階ビューティーフロアでは「沖縄コスメ」を使ったフェイシャルトリートメントや「琉球舞踊の動き」を取り入れたボディートリートメントなどのサービスを提供。スタンダードトリートメント(60分=1万6,800円~)や「VIVACE BEAUTY」主宰・伊是名祐子さんによる施術「IZENAスタイルトリートメント」(毎月1日~10日のみ予約可能、60分=2万2,050円~)など。

 オープン後は30代~40代を中心に来店があるという。「自然・文化・人々の中に代々受け継がれる沖縄の歴史が育んだ感性や複雑な要素がまじりあった『なんかイイ』という魅力をゆったりと味わっていただける空間にしていきたい。純粋な『Made in Okinawa』を感じてもらえれば」とビバーチェ伊是名淳社長。店では今後スパで提供予定のコンテンツ開発も行っていく。

 営業時間は、ショップ・カフェ=11時30分~22時(ビューティーは10時から)。火曜定休。

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