渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート3・8階のミニシアター「シネクイント」(TEL 03-3477-5905)で11月20日から、演出家・テリー伊藤さんの初監督作品「10億円稼ぐ」が限定レイトショー公開される。
1949(昭和24)年東京生まれのテリー伊藤さんは日本大学経済学部卒業後、テレビ番組制作を手がけるIVSテレビに入社。「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などの番組を手がけた後に独立し、1985(昭和60)年にロコモーション(恵比寿3)を設立。「浅草橋ヤング洋品店」の総合演出などテレビ番組や「サッポロ生搾り」「ユニクロ」などのCM演出を手がけるほか、タレントとしてバラエティー番組などでも活躍する。
初監督作品となった同作は、テリーさんが2年半かけて取り組んだ「金もうけ」プロジェクトを映像化したドキュメンタリー。「誰でも一獲千金のチャンスはある」を合言葉に「10億円稼ぐ」プロジェクトを立ち上げたテリーさんがキャラクター・ビジネスに着目し、オリジナルキャラクター「ナニティ」を開発。国内外で同キャラクターを売り込み「10億円」を目指す。
配給を手がけるエイベックス・エンタテインメント(港区南青山3)宣伝担当の小熊隆弘さんは「芸能人『テリー伊藤』ではなく、一人の男『テリー伊藤』として裸一貫で10億円を稼げるかチャレンジしたガチンコのドキュメンタリー映画。『テリー伊藤よりもっとうまく金もうけできる』と思ってもらったり、夢を見る楽しさを感じてもらえれば」と話す。
公開初日となる20日、上映前にテリー伊藤さんら出演者が舞台あいさつを予定。上映時間は21時20分~22時59分(20日のみ21時10分~23時10分)。鑑賞料は、一般=1,800円、大学生=1,500円、高校生=1,300円ほか。12月3日まで。