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原宿に「米粉フード」専門カフェ-米粉ヌードルや「和ピオカ」ドリンクなど

「HARAJUKU cafe」(写真=店内)では米粉を使ったヌードル「こまちヌードル」などを提供する

「HARAJUKU cafe」(写真=店内)では米粉を使ったヌードル「こまちヌードル」などを提供する

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 米粉フード専門カフェ「HARAJUKU cafe」(渋谷区神宮前1)が現在、原宿・竹下通り近くに期間限定オープンしている。経営はリアライズ・カンパニー(松濤1)

白米米粉と拍が玄米の麺を使った「こまちヌードル」

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 同社は、飲食業に携わっていた鈴木その子社長が今年7月に設立。農林水産省発表資料から、日本人の米の消費量が50年前に比べ約半数に減少していることを知った同社長が「米をこれまでとは違ったかたちで提供し、若い人たちに新しい『米』と出会う機会を提供したい」との思いから実験店舗として出店。「米粉フード」の開発も始め、今後の事業展開を目指す。

 店舗面積は15坪。店内には3人用のテーブル席3組と、腰掛けいす(ヒップバー)付きのスタンディングテーブル3組を用意。内装・外観は「Power of Smile=笑顔のチカラ」をコンセプトに、オレンジなどで「元気なイメージ」に仕上げた。

 主力メニューの一つ「こまちヌードル」は、秋田県・大潟村の農家と共同で開発。発芽玄米3対白米米粉7の割合で作った麺で、発芽玄米を使うことで「栄養価が高く、より歯ごたえのある食感」になったという。バジル・カレー・トマトなど5種を用意し、各380円。クルトン・タバスコ・ガーリックパウダー・粗びきペッパー・チョコソース・きな粉など現在15種をそろえるトッピングは無料で提供する。

 このほか、白米の米粉を使ったタピオカのドリンク「和ピオカ」も。濃厚ミルクティー、ライチティー(各250円)やストロベリーヨーグルト、抹茶ミルク(各280円)など16種を用意。おしるこ、チョコバニラミルク、ショウガハニーレモンなどホットの「ホッと和ピオカ」(各300円)13種類やバジル、トマトなどの「ホッとスープ」(各300円)も。オープン後の客単価は400円ほど。

 現在、10代はカレー味、20~30代はバジルがそれぞれ人気で、男性客にはしょうゆ味の「こまちヌードル」が人気という。鈴木社長は「若い世代だけでなく親子連れやご家族で来店いただくことも多く、想定していたよりも幅広い年齢層の方にご利用いただいている」とし、「未来産業的な手ごたえを感じているので、早くマーケットを作ることが重要」と話す。「こまちヌードル」を「最速で提供できるよう」専用の機械も開発し、「短時間・小スペース」で商品を提供できることから、今後はサービスエリアやイベント会場などの移動式店舗も視野に入れる。

 営業時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。今月末まで出店予定。

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