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南青山で「コミュニケーションを遊ぶ」企画展-電通・慶大研究ユニットが開催

南青山で「むすぶしくみ展」が開催中。「コミュニケーション」をテーマにしたアプリケーションや商品などを展示する

南青山で「むすぶしくみ展」が開催中。「コミュニケーション」をテーマにしたアプリケーションや商品などを展示する

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 セレクト書店「ユトレヒト」(港区南青山5、TEL 03-6427-4041)内のエキシビションスペース「NOW IDeA」で11月2日、クリエーティブ・ユニット「汐留イノベーションスタジオ(以下SIS)」初の展示会「むすぶしくみ展-コミュニケーションをあそぼう-」が始まった。

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 同ユニットは、電通(港区)と慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市)が昨年11月に結成。同社内でアイデアや企画を蓄積し、複数のプロトタイプを開発していたところ「新しい領域へのチャレンジや事業開発の機運が高まった」(ディレクターの武藤新二さん)ことから発足した。同大との共同研究を通じ、デジタルメディアコンテンツを中心とした新プロダクトやサービスの開発、実証実験を行い、「次世代型事業シーズを発掘・創造」するのが目的。

 本格始動した7月から発表してきたのは、携帯電話で「デコメ」をダウンロードし参加NPOに寄付することができるドネーションツール「ぷちドネ」や、「パパと子ども」向けのコミュニケーションツールを提案する「PaPaCo Design Project」など、「人と人、人とモノゴトを結ぶ」4つのプロジェクト。これまでプロジェクトと接するメディアがサイト中心だったことから、「実際に見ていただき、コンセプトやアイデアを体験していただける機会を作りたい」と、初の企画展を開催する。

 会場には「×(むすぶ)」「=(しくみ)」の各記号をデザインした白いダンボールを置き、各プロダクトに関する写真などを展示するほか、16種類の「遊び」に関する情報を掲載した冊子16冊を収納する「アソビキ」や、「吹き出し」型にデザインしたフライパン「おしゃべりフライパン」などの「PaPaCo Design Project」シリーズ商品など、17点を展示する。

 武藤さんは「発表している仕組みやサービスはITを駆使したものが多いが、その前提にある思いやコンセプトは人肌のあるものばかり。それを伝えたい」と話す。同展スタートと同日には、アンドロイド搭載のスマートフォン端末専用向けに、登録電話番号から「オリジナルキャラクター」が自動生成されるアプリ「モバイルフォンスター」の無料配信を開始するなど、新サービスの開発にも力を入れる。

 営業時間は12時~20時。入場無料。今月7日まで。

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