米・電気自動車(EV)ベンチャー「テスラ・モーターズ」は11月26日、外苑前駅近くの青山通り沿いにアジア初のショールーム(港区南青山2、TEL 03-6890-7700)をオープンした。
同社は2003年、シリコンバレーで新型バッテリーの研究を行ってきたエンジニアのイーロン・マスクさんを中心に設立。2008年にスポーツカー仕様のEV「テスラ・ロードスター」の出荷をスタート。今年4月には日本に向け12台を出荷し、翌月テスラ・モーターズ・ジャパン(南青山2)を設立。7月にはトヨタ自動車との「トヨタRAV4」のEV開発開始に同意し、トヨタがテスラに45億円を出資するなど、日本の自動車市場への進出を意欲的に進めてきた。
外苑前駅近くにオープンしたショールームは、ガラスのファサードが特徴で、1階に主力車種「ロードスター2.0」を展示。11月からは2階部分にも実車を配し、「グランドオープンを目指す」(テスラ・モーターズ・ジャパン広報の土肥亜都子さん)
ロードスターは、カーボンファイバー製の2人乗りオープンスポーツカー。70アンペア利用時に3.5時間のフル充電で最大394キロの航続が可能なリチウムイオンバッテリーを搭載する。テスラ・ジャパンのケビン・ユー社長は「フェラーリより速く、ポルシェ911より安い上にガソリンを使わない。この価格でこのパフォーマンスのモデルを買わない理由がない」とPRする。
営業時間は、平日=11時~19時、土曜・日曜・祝日=10時~18時。