表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)本館地下3階「スペースオー」で10月22日・23日、ニットソーイング作品展「ニットソーイングの世界」が開催される。主催はニットソーイングクラブ(千葉県船橋市)。
1973年に縫製工場として創業した同社は、ロックミシンを使用することで1枚の作品が「30~60分で縫える」洋裁教室「佐藤貴美枝ニットソーイングクラブ」を現在、国内220か所、海外5か所で展開。会員は女性のみで、50~60代が中心という。
これまで各地で作品展は行ってきたが、今回「全教室」を合わせた初の作品展を開く。同社広報担当の飛田慎太郎さんは「表参道はファッションで最先端を行く街。新しい試みなので未知数だが、新しい顧客の獲得や若い層へのブランディングができるのでは」と期待を寄せる。
会場には、国内外の同クラブに所属する会員約3万人が作成したニット作品の中から選んだ270点を展示。ニット素材のカジュアルウエアやウエディングドレス、ダンス用ドレスなどさまざまなデザインの作品が一堂にそろう。期間中は、ハンカチなどの生地を持参した人に、ステンシル加工など「二次加工」を紹介するコーナーも用意する。価格は500円。
「30代の会員も増えている。洋裁離れが進む20代の方などにも改めてニットソーイングを知っていただきたい」と飛田さん。
開催時間は11時~18時。入場無料。